デキる男と思われるお花見ワインの楽しみ方
人生を変えるワイン学 第15回
大阪のワインショップ「mista」で店長をしている、ソムリエの竹内香奈子と申します。
そろそろ桜の開花もはじまり、いよいよお花見シーズン到来ですね。
ここ数年、お花見でワイングラスを片手にワインを楽しんでいる方をよく見かけるようになりました。外で飲む開放感もありますし、桜の木の下で飲むワインは最高ですよね。
でも、ワイン、おつまみなどの準備が大変。どんなワインを持っていくのか、ワイングラスはどうしたらいのかという悩みも。できるだけ身軽に行きたいですよね。
そこで今回は、お花見に便利なワインの選び方とワイングッズ、お花見が盛り上がるワインをご紹介します。
◆お花見には準備が大切
そろそろ、会社のお花見や友人、家族とのお花見、気になる女性とお花見デートを計画している方も多いのではないでしょうか?
「あれ!これがない、あれがない」というよりは、スムーズにできたらカッコいいですよね。デキる男と思わせるには準備が必要です。
まず、人数を確認しましょう。どれぐらいワインやおつまみが必要なのか計算するためです。
ワインはフルボトル1本で750mlです。グラス1杯の量が100~120mlなので1本で6、7杯になります。
◆スクリューキャップワインを選ぶ
外でワインを飲もうと思ったら「ソムリエナイフ忘れた!」なんて経験はありませんか? せっかくワインを持ってきたのに、なくなくあきらめることに・・。
そこで便利なのがスクリューキャップのワイン! スクリューならソムリエナイフがなくても簡単に抜栓できますし、飲みきれなかったらまた蓋をして持ち帰ることができます。外飲みは便利なのがいちばんですよね。
また、スクリューキャップのカッコいい開け方を以前のコラムでご紹介していますので参考にしてくださいね。
◆BOXワインや缶ワインを選ぶ
お花見にワインを持っていきたいけどワインボトルって重たいし割れたらイヤだな・・・・なんて声もよく聞きます。
そんなときには、BOXワインか缶ワインがオススメ! 軽くて割れる心配もなく、気軽に持ち運びができます。それに、蛇口が付いていてそこから簡単にワインを注ぐことができるので、ソムリエナイフがいらず、とても便利です。
BOXワインは通常のボトルのワインより量が多いので好きなだけ飲めるし、大人数でワイワイ飲むのに最適です。外箱の中に袋が入っていて、出したワインの分だけ中の袋がしぼみ常に空気に触れないような構造になっているので、酸化しにくくおいしさが長持ちします。紙なのでゴミ捨ても楽チン! 飲み終わったらつぶしてコンパクトに捨てることができます。
そして、最近流行っている缶ワイン。缶の中にワインが入っていて飲みきりサイズで大人気!ビールや酎ハイの缶と一緒にかさばらずクーラーボックスで冷やすこともできます。
◆寒さ対策にはホットワイン
お花見というと、もうすっかり春気分で暖かいイメージですが、実際はまだまだ寒い日も多いですよね。特に、夜桜は冷えます。
ゆっくり桜を楽しむためには、体を温めておきたいもの。そこで、オススメなのがホットワインです。ホットワインは、シナモンなどのスパイスが入っているので体がポカポカ温まります。
ホットワインって作るのがめんどう・・・て、思いました? 大丈夫ですよ。市販でホットワイン用のワインがありますから。スパイスや砂糖などが最初から入っていて温めるだけで簡単に飲めちゃうんです。鍋にホットワインを入れてカセットコンロで温めればすぐに飲むことができます。
カセットコンロがない場合は、事前に家で温めておいたホットワインを水筒に入れて持っていくと便利です。
温かいワインは、会社の方や友人に喜ばれることでしょう。デキる男と思われるかもしれませんね。また、気になる女性にホットワインをサッと出してあげたらその気遣いと優しさにキュンとくるかも・・。
他には、使い捨てカイロやブランケットも身体を温めるのに役立ちますよ。