「裏返して見たくなる靴って、あまりないですよね」
〈ボナム〉の貴重なデッドストック生地を駆使したスニーカーのコト
モノ・ト・コト【第2回】ベイクルーズ プレス・青木志門が選ぶブランド&アイテムをピックアップ!
業界人からも一目置かれる“モノ好き”が選ぶアイテムやカルチャーについて、プレス・編集による濃厚なお話を定期的にお届けします!
Type:SHOES BRAND
Designer:宮城秀貴
日本のシーンをけん引するシューズブランドと、
気鋭リメイクブランドが夢の邂逅
〈ジャーナル スタンダード〉〈エディフィス〉など、日本で知らぬものはいない有名ブランド・ショップを数多く有する「ベイクルーズ」。
その「ベイクルーズ」が展開する、飽くなきデニムへの探究心、手仕事にこだわって構築していくリメイク技術を併せ持つブランドが〈ボナム〉だ。
工房を店舗に併設し、常に職人が常駐しているからこそなし得る、細かな要望への迅速な対応、そしてその時々の感性に従った斬新なクリエイションには、国内はもちろん海外からの支持も急騰している。
前回紹介した〈ミソグラフィー〉と〈ボナム〉とのコラボは、今年で2回目。
ともに強いこだわりを持つ2ブランドが出会って誕生した、ハイクオリティなコラボレーションに関して、今回はその中心人物2人にお話を伺った。
インタビューは、デザイナーの宮城氏、ベイクルーズ プレス・青木氏、SJの編集部員の計3名で実施。
前半のブランドを立ち上げるまでのお話に続き、〈ボナム〉と手がけたコンセプチュアルなコラボシューズのお話を中心とした2回目を公開する。
■当日のコーディネイト&プロフィール
宮城秀貴/HIDETAKA MIYAGI
mythographyデザイナー
シューズデザイナー。2012年に自身のオリジナルブランド、〈mythography/ミソグラフィー〉を設立。一度見たら忘れない風貌と高いデザインセンスで、シューズブランドという立ち位置からファッション界に新たな風を吹かせている。
この日はフリンジの効いたネイティブ感満点のバッグとアクセを主役にしたアメカジコーデ。ラフな表情のヴィンテージチェックシャツを引き締めるように、足元にはかっちり感のある自ブランドのサイドゴアブーツを。
青木志門/SHIMON AOKI
ベイクルーズ プレス
2016年より、ベイクルーズグループのプレス業務に携わる。ファッション業界に10年以上籍を置き、造詣も深く、ファッションやカルチャーに関する知識は業界随一。周りからは“歩くウィキペディア”とも呼ばれている。
今企画のメインパーソンであり、仕掛け人。
この日は、全身古着のデニムを解体・再構築した感度の高いコーディネイトを披露。
フロントのボタンフライを前立てに合わせたジャケットは、海外のショップやインフルエンサーからの評価も高い。
STREET JACK編集M
ファッションはまだまだ勉強中だが、「一度袖を通さないと服は分からない」を信条に給料の殆どを新作につぎ込む部内イチの服オタク。