《全国24カ所》夏はやっぱり登山ケーブルカーは超絶「イイね‼️」【女子鉄ひとりたび】9番線
鉄道には夢がある。いや夢しかない。この赤い糸が、あなたにつながりますように。~裕子~
元祖鉄道アイドル、今は「鉄旅タレント」として鉄道をアツく語る、木村裕子が日本各地の魅力的な路線を紹介する“女子鉄ひとりたび”(『女子鉄ひとりたび』著・木村裕子より)。鉄道ファンの間ではちょっと「異端児」扱いであるケーブルカーを、あえて溺愛するという理由を語っていただいた。
■私のケーブルカー愛は理解されにくい
旅行シーズンになると、テレビや雑誌でも鉄道の旅特集が増えて、私のお仕事の取材でも「この季節、木村さんのおすすめ路線は?」との質問が多くなるが、私にとってこの問いは難題である。
これは置き換えると、「ジャニーズのアイドルグループ・嵐の中で一番イケメンなのは?」に対して「全員」と答えるのが正解と同じで、数ある日本の鉄道路線すべてに個性があり、甲乙を付けることができない。
そのため取材依頼が複数になった場合、一方では、
「木村裕子おすすめ、夏の絶景路線ナンバーワンは土佐くろしお鉄道!」
と答えているのに、他媒体では、
「絶対に外せない夏の絶景路線はJR 予讃(よさん)線!」
と言ってしまうことはご容赦いただきたい。でも、この種の質問に、納得いかないときもある。
季節を問わず、私が特に好きなのは、全国に24カ所ある各地のケーブルカー路線だ。そのため、ついケーブルカーを贔屓(ひいき)してしまう自分がいる。
数十トンを超えるだろう車体と乗客を、たった1本のロープで支えるという不思議さ、車体は斜めで座席は階段状に設置された車内の意外性、各社が趣向を凝らしてデザインした外装の個性の豊かさ、苦労しなくても登山ができる実用性の高さなど、私的にツボにはまる要素が多い。
なにより、目まぐるしく変化する車窓は、さながら動く展望台。
少女マンガの主人公がする、頭脳明晰で落ち度が全くない完璧男子のように、全てにおいてパーフェクトだと感じている。
にもかかわらず、私のケーブルカー愛はなかなか理解されない。
冒頭に記した「好きな路線は?」との質問に対して、ケーブルカーを入れると、何故だかいい顔をされない。せっかくお薦め路線ランキングにリストアップしても、オミットされてしまったことが多々あった。どうも、一般社会では「遊戯施設の延長」のように捉えられてしまうようだ。
けれども、彼らも他の鉄道と同様にレールの上を走り、法律でも鉄道の仲間に分類される。つまり〝れっきとした〞鉄道なのだ。
全線完乗を目指すとき、ケーブルカーの扱いや解釈は人によってまちまちだけど、私は迷わず対象とした。
(10番線へ続く)
KEYWORDS:
◼︎木村裕子先生「愛の喝入れ!」イベントより
■水間鉄道に「女子鉄ひとりたび」ヘッドマーク電車が走った!
掲出日程:2020年1月11日~1月20日(10日間)
掲出車両:1003(青ライン/貝塚駅側)
走行日:1月15、16、18、19、20日
■「女子鉄ひとりたび」出版記念イベント・レポート【その⑥】
木村さんのビンタを射止めた幸運なファンの方、正月早々ツイてました!
裕子LOVEを大勢の面前で注入されて、今年はきっと良いことがありますね。
ちなみに今まで同じ場所でビンタをくりだしたのは、まだ2人目ということ。なんと1人目はアントニオ猪木さんでした(笑)。
木村さんの人気もアントニオ級になりましたね!
開催:大阪 2020年1月13日 旭屋書店なんばCITY店 特設イベントスペース