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コロナ禍で増えた空き時間で月10万円稼ぐ方法


現在、東京を中心に新型コロナの第二波が警戒されており、4月、5月から引き続き、時差出勤や在宅勤務を行っている方も多いのではないか。この働き方の変り目は、個人投資を始める絶好のチャンス。明日発売の『一個人』夏号(7月9日発売)で紹介している、毎日5分の投資で月に10万円を稼ぐ「居合い抜き1分トレード」の一部をご紹介!


■初心者でも稼げるデイトレード

コロナ禍によるステイホームを契機に、投資を始める人たちが増えているようだ。増えた在宅時間を有効に使って、賢く儲けたい、そんな投資初心者に、多くの教え子を持つ投資の達人・ソーシャルインベストメント取締役CTOの川合一啓さんが推奨するのがデイトレードだ。

 デイトレードとは、株式などの売買を1日で完結させる取引のこと。ポジションを翌日まで持ち越さず、その日のうちに全て決済する。1日における株価の値動きの中で、安いときに買って高いときに売り、その利ざやが儲けとなる。1日の間であれば、何度でも取引できるのだ。

「デイトレードというと、スマホやパソコンの取引画面から目が離せず、せわしなく売買を繰り返すイメージもあって、初心者には不向きなようですが、そんなことはありません。投資知識が乏しい初心者でも、やり方次第で短時間で効率的に稼ぐことができるのです」

 川合さんによると、デイトレードで重視すべきは取引を行う時間。1日の中で、株価が最もハネる時間帯を狙うべきだという。そして、それはマーケットが開く朝の9時だ。

「この時間帯を“寄り付き”といい、1日の間で株式の売買が最も活発なのです。つまり株価の値動きが激しく、一瞬で株価が上がって利益を出しやすい。これまで会社員には難しい時間帯でしたが、時差出勤や在宅勤務の導入によって取引に参加できる人が増えたんです。もっといえば、初心者はこの時間帯以外は取引すべきではありません。1日に何度でも取引できるからといって売買をダラダラ繰り返していると、損が膨らむ恐れがあります。それに1日中、株のことばかり考えているのは、精神的にもよくない」

 続いては銘柄選び。投資する銘柄が勝負を分けるわけだから、初心者が最も悩むところだ。株式投資ではテクニカル分析やファンダメンタル分析といった銘柄を選定する方法があるが、極端な話、デイトレードでは必要ない。もちろん知っておいた方がいいのはいうまでもないが……。

「銘柄を選ぶ基準はシンプル。出来高が多い銘柄です。買いたい人も売りたい人も多くいて、値動きが激しく揺らぐので、瞬間的に利益を抜きやすい。また、流動性も高いので売りやすい。株価が上がりやすい寄り付きの時間帯で、こうした銘柄を売買できれば、より儲けやすくなるわけです。出来高の多寡は「ヤフーファイナンス」などのサイトを参照すればいい。誰でもできます」

 デイトレードは多額の資金も必要ない。「信用取引」を利用すれば自己資金の約3.3倍まで取引できる。FXのレバレッジのようだが、そうしたリスクはないという。

「デイトレードはその日のうちに決済するので、FXのレバレッジのように複利計算で損が膨らみません。負けた金額以上の損にはならないので、デイトレーダーの多くが信用取引を活用しているんです。こうした点も初心者向きです」

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牧 隆文

まき たかふみ

ライター

金融専門紙記者、ファッション誌・青年グラビア誌編集者、経済誌編集長を経て独立。独立後はライフスタイルマガジン、ビジネス誌、転職情報誌、アジアンエンタメ誌、実話誌、行政関係の出版物の編集・ライティング、単行本のゴーストライティングに従事。

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