復旧、リニューアル、新企画で魅力再発見の箱根旅
いよいよ7月23日始発より箱根湯本~強羅間の営業運転が再開!
■箱根で泊まりたいおススメのホテル
箱根の旅は、首都圏からであれば日帰りも可能だが、せっかくなので最低1泊はして、のんびり過ごしたい。泊まるところは数多くあるけれど、箱根登山鉄道の線路際にある「箱根ゆとわ」がおススメだ。
2019年8月にオープンしたばかりで、ホテルタイプのA棟、B棟と滞在型のコンドミニアムのC棟から成り立っている。大浴場のそばにある「スパラウンジ・ナカニワ」はウッドデッキが広がり、足湯や焚火炉があるし、「ライブラリーラウンジ」は個性的なデザインの図書室で読書を中心にくつろげる。どちらもインスタ映えのするスポットだ。
また、コンドミニアムの1室を登山電車営業運転再開記念プランとして、部屋から登山電車を眺めるだけではなく、客室に登山電車の写真を展示したり、登山電車オリジナルグッズ4点のプレゼントもある。2020年7月23日~8月31日までの期間限定だ。「ゆとわ」は、この部屋以外にも、登山電車ビュースポットが多数あるので、鉄道ファンには嬉しい宿泊施設だ。強羅駅から徒歩5分、線路に沿って平坦な道を歩けばたどり着けるので、鉄道旅行者にもアクセスは容易である。
リッチな宿泊施設が好みなら、2年ほど休館して、7月15日にグランドオープンとなった伝統ある「富士屋ホテル」が断然良い。海外からの賓客も多数宿泊した和洋折衷の豪華な館内は、リニューアルが完了して一層の輝きを放っている。箱根登山鉄道の宮ノ下駅から坂を下りること数分で行けるので、こちらも鉄道でのアクセスは容易だ。
■新登場の箱根みやげ
箱根旅行のお土産は、多数あって迷うこともあるけれど、2020年6月にオープンしたばかりの「箱根てゑらみす」が注目の的だ。イタリア語で「私を元気づけて」の意味の通り、素敵な気分にさせてくれるスイーツ・ティラミスの専門店だ。5種類あって、どれも味わい深い。箱根湯本駅前のアーケード街の一角にあるので、帰りの電車に乗る前に気軽に立ち寄れる。
■やはり、箱根への足はロマンスカー
箱根への鉄道でのアクセスは、小田原までなら東海道新幹線、在来線の東海道本線、そして小田急線といくつもあるけれど、やはり箱根湯本まで直通する小田急ロマンスカーが一番魅力的だ。車両も前面展望席のあるVSE(白いロマンスカー)とGSE(赤いロマンスカー)のほか、MSE(青いロマンスカー)とEXE(オリジナル車とリニューアルしたEXEα)があり好みに合わせて選べる。ほとんどのロマンスカーは小田急の新宿駅発着だが、東京メトロ千代田線直通の「メトロはこね」が平日1往復、土休日3往復走り、23区内の東側や千葉方面から箱根へ行くときには便利な列車だ。
このように、箱根エリアは、リニューアルや新企画が目白押しなので、再度訪れてもフレッシュな気分で魅力あふれる旅ができるのではないだろうか。
取材協力=小田急エージェンシー
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