《岡山「たい焼きラーメン」》暑くても熱いのが食べたい☆ご当地ゴクうまラーメンはこれ!【女子鉄ひとりたび】13番線
番外編「未発表」女子鉄コラムがポッポポッポ~走り出すよ!
元祖鉄道アイドル、今は「鉄旅タレント」として鉄道をアツく語る、木村裕子が日本各地の魅力的な路線を紹介する“女子鉄ひとりたび”(『女子鉄ひとりたび』著・木村裕子より)。今回、旅のレポートは一旦お休みしての番外編。日本全国完全完乗して見つけた、傑作グルメを紹介してもらいます。
■テツ旅の楽しみは「ご当地」フード♡
全国各地で「ご当地フード」を活用した町おこしが花盛りだ。地域の伝統にこだわらず、自由な発想で生み出された料理の数々は「B級グルメ」などと称されることもあるが、いずれもユニークで斬新で新しい。
何より、観光の目玉を作ろうという気概と執念に強い共感を覚える。
私も各地で地域おこしに関わる皆さんを「食べて応援する」つもりで、旅先で見つけたご当地フードは、可能な限りチャレンジすることにしている。
最近では、ご当地フード目当てに、遠回りや途中下車することも珍しくない。
岡山県で見かけることが多い「たい焼きラーメン」は、ラーメンと鯛焼きの奇跡のコラボが実現したユニークな逸品で、私のお気に入りメニューのひとつである。
鯛焼き=甘味という固定観念があるので、最初は戸惑う向きもあるかもしれないが、鯛焼きの中には餡子(あんこ)ではなく、ニラ、タコ、ごぼう、しめじなどが入り、実にジューシー。皮は固めで「かき揚げ」のような食感、しょうゆ味のあっさりスープにはネギもたっぷり盛り付けられ、「こってり系」が苦手な方にもおススメだ。
鯛焼きラーメン発祥店とされる新見市の「名代金華そば山金」のご店主によると、もともとは地域の商業施設のイベント会場限定メニューだったという。会期中の好評を受け、常設店の通常メニューに組み込んでみたところ、大きな評判を集めたという。それが今では新見市を代表するご当地フードに成長したのだから、相当な出世ぶりだ。“縁起のいい一杯”としてゲン担ぎに味わってみるのも一興。
国民食、ラーメンに対するものと言えば、カレー。
余談だが、ハチ公の故郷として有名な秋田県大館市には、鯛焼きの皮でカレーと具を挟み込んだ「カレー鯛焼き」があった。
残念ながら店の方は閉店したが、かつてはTBS系列「ぴったしカン・カン」のスタッフが取材に訪れ、クイズのネタにも使われたことがあるらしい。
東北の地方都市にカレーとは、何とも摩訶不思議な取り合わせであるが、カレーが庶民のご馳走だった時代がある。ピリッと辛いカレーの餡子を食べて、体をあたためていたのだろう。カレーパンのような感覚だ。
今や国民のソウルフードとなっている鯛焼きは、どんな料理にアレンジしても、日本人の心に刺さるのかもしれない。
(14番線へ続く)
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■水間鉄道に「女子鉄ひとりたび」ヘッドマーク電車が走った!
掲出日程:2020年1月11日~1月20日(10日間)
掲出車両:1003(青ライン/貝塚駅側)
走行日:1月15、16、18、19、20日
■「女子鉄ひとりたび」サイン本が完売! ブロマイド付は発売中!
イベント当日に来られなかった人のために、木村裕子さんが心を込めて、一冊一冊にサインを入れた本。
2019年の年末に限定部数で販売されていましたが、速攻で完売御礼!
なお3種類の「オリジナル・ブロマイドつき」の本は今も販売中ですので、お早く以下の書店へどうぞ。
販売場所:
書泉グランデ 6F鉄道コーナー
〒101-0051 東京都千代田区神田神保町1丁目3-2
書泉ブックタワー 5F鉄道コーナー
〒101-0025 東京都千代田区神田佐久間町1丁目11-1