ディズニーシーの細かすぎる音の演出。「波のBGM」と「泡のBGM」を使い分け?
マニア歴12年のディズニーブロガーだから知っている東京ディズニーリゾートの話 第2回
東京ディズニーリゾートの楽しみといえば、アトラクションやショーだけだと思っていませんか? しかし、十数年パークに通うディズニーブロガーのみっこさんは、「アトラクションやショーの魅力はもちろんですが、ふとした光景に隠れているこだわりを見つけるとパークで味わえる感動は何倍にもなる」と言います。最新刊『思わす話したくなる究極のディズニー』より、ディズニーシーの人気エリア・マーメイドラグーンに隠れた魔法を紹介します。
◆「海底の世界」へ降りる時にBGM が変わっていく
人魚のアリエルが登場する、ディズニー映画『リトル・マーメイド』の世界が再現されたマーメイドラグーン。お子さんを中心に人気のエリアとなっています。
貝殻やサンゴなどをモチーフにしたキング・トリトン・キャッスルの外観は海底王国らしいデザイン。また、地下への入口付近には細かなタイルで作られた美しいモザイク模様の外壁が見られます。
2006年に放送されたNTV系『夢の通り道』によれば、これはスペインの天才建築家、アントニオ・ガウディの作品をモデルにしているようです。
「海上の世界」(アバブ・ザ・シー)と「海底の世界」(アンダー・ザ・シー)のふたつに分かれており、「海底の世界」への入口はキング・トリトン・キャッスルの真下からと、洞窟のような場所からの、ふたつあります。同キャッスルの下の入口からのほうが、よりこのエリアの世界観を味わえておすすめです。
イルカに乗ったトリトン王の銅像の背後から「海底の世界」へと降りていく時、少し耳を澄ませてみてください。「波の音」から「水のなかに入ったような泡の音」へと、BGMが変わっていきます。海のなかへと入っていく演出が、音でもされているのでぜひ味わってみてください。