金正恩政権崩壊で、核ミサイルが日本に!? 迎え撃つ「3つの準備」
【北朝鮮の軍事力】を軍事ジャーナリスト・黒井文太郎氏が徹底解3/3
「今さら聞けない」ニュースのキーワードについて、「分からないことはなんでも聞いちゃう」いまドキの社会人、トオルくんとシズカちゃんが第一人者の先生たちに話を聞いていきます。
第一回まとめ~
・ミサイルを除いた北朝鮮の軍事力は大したものではない。「特殊部隊」も実態は「軽歩兵」。
・ミサイルで実戦配備されているものは、代表的なものでノドン、スカッドER。馴染みのある「ムスダン」や「テポドン」は戦力外と考えていい。
・「北極星1」と「北極星2」というミサイルの実験に成功した。「北極星2」は射程は1200km以上。日本列島の大部分が覆われる!
→北朝鮮の特殊部隊、恐るるに足らず。しかしミサイルは日本を「完全に射程圏内」
・ミサイルを除いた北朝鮮の軍事力は大したものではない。「特殊部隊」も実態は「軽歩兵」。
・ミサイルで実戦配備されているものは、代表的なものでノドン、スカッドER。馴染みのある「ムスダン」や「テポドン」は戦力外と考えていい。
・「北極星1」と「北極星2」というミサイルの実験に成功した。「北極星2」は射程は1200km以上。日本列島の大部分が覆われる!
→北朝鮮の特殊部隊、恐るるに足らず。しかしミサイルは日本を「完全に射程圏内」
第二回まとめ~
・軍事専門家たちの分析では、北朝鮮はすでに核ミサイルを開発している可能性が高い。
・あらためて核ミサイルの威力とは。広島や長崎の10倍以上の被害をもたらす可能性。
・「核ミサイルの射程圏内に入っている」という意識を我々は持っておくべき時期を迎えている。
→「北朝鮮はすでに核ミサイル開発に成功している可能性が高い」軍事専門家たちの分析
・軍事専門家たちの分析では、北朝鮮はすでに核ミサイルを開発している可能性が高い。
・あらためて核ミサイルの威力とは。広島や長崎の10倍以上の被害をもたらす可能性。
・「核ミサイルの射程圏内に入っている」という意識を我々は持っておくべき時期を迎えている。
→「北朝鮮はすでに核ミサイル開発に成功している可能性が高い」軍事専門家たちの分析
●イージス艦と「PAC-3」の2段構えでミサイルを防衛
シズカ…核ミサイルの恐ろしさはわかったけど、じゃあ日本の防御力ってどれくらいなのかしら。
トオル…日本の防御力は高いって聞いたことあるよ!
黒井(黒井文太郎:軍事ジャーナリスト)…ミサイル防衛でいえば、海上に展開するイージス艦と、陸上に配備する「PAC-3」の2段階構えです。PAC-3は射程が25kmと短いため、実質的に日本を守るのはイージス艦ですね。アメリカのイージス艦と合わせて十数隻の態勢です。
シズカ…でも、北朝鮮がミサイルを一斉に打ってくる可能性もあるわよね。
トオル…イージス艦は一気にどれくらい迎撃できるの?
黒井…自衛隊のイージス艦は1隻につき、迎撃ミサイルである「SM-3」が8発ずつ積まれています。米軍のイージス艦は9発です。ですから、あくまで理論上ですが、だいたい100発くらいの弾道ミサイルを迎撃することは可能。ただし、1隻が同時に迎撃するには限界があります。おそらくイージス艦1隻が同時に対応できる弾道ミサイルは数発程度と思われます。それと、迎撃実験の結果は良好で、戦争の本番でも弾道ミサイルを撃ち落とせる可能性はかなり高いのですが、エラーはあり得ますから、100%確実に迎撃できるかというと、実際にはやってみないとわからない状況です。