現役保育士が指摘する、子どもを「叱る」と「怒る」の違い
てぃ先生が教える「褒め方、叱り方」
ふだんからたくさんの子どもと接している保育士さんは、どんなことに気をつけて子どもと接しているのでしょうか。
子どもたちとの心温まるストーリーが大好評、てぃ先生・著書『ハンバーガグー』より、子どもの接し方を紹介します。
4回目の今回は『子どもが喜ぶ叱り方』です。
■叱ると怒るの違い、分かりますか?
この話の前提として、
「叱る」というのは子どものためにするもの。
「怒る」というのは大人のためにするもの。
僕はこう考えています。
子どものために「叱る」のであれば、必要なことだけを伝えてあげれば十分ですよね!
長々とお説教する必要はありません。
例えば、子どもが走ってはいけないところで走っていたら……
「危ないから走らないようにしようね。先生ね、前に転んだことがあるんだけど、とても痛かったよ」
これでいいわけです。
でも、これが「怒る」になると……
「走ったらダメ! さっきも言ったよね!? 何でわかんないの!」
こんな感じかな。たまに見ますよね。公共の場とかでも。