久坂玄瑞と高杉晋作だけでない! 尊王攘夷のために奮闘した松下村塾の志士達
歴史上の人物を四柱推命で鑑定! 第20回 ~松下村塾の志士達~
○入江 九一(いりえ くいち)1837-1864
生年月日:天保8年4月5日(1837年5月9日)
続いて、高杉晋作、久坂玄瑞、吉田稔麿と並んで四天王に数えられる、入江九一を鑑定する。九一は22歳で入塾。間部詮勝暗殺計画血盟者の一人。松陰投獄に反抗し、家囚の罰を受ける。奇兵隊では参謀として活躍。禁門の変において28歳で自刃した。
日柱の干支は「壬子(みずのえね)」。冬の海を表す。海のように器が広く、穏やかな性格だったのだろうか。
続いて、通変星と十二運星を見て性格を見ていく。
「偏官(へんかん)」…行動的、攻撃的な性格。考えずに行動するタイプ。
「劫財(ごうざい)」+「帝旺(ていおう)」…組織の王様。エネルギーが強く社長向き。人をまとめ引っ張るのが得意。
「傷官(しょうかん)」…芸術に長けている。感情の起伏が激しく、ナイーブな性格。交渉能力のある頭のいい星でもある。
「正財(せいざい)」…真面目で家庭的な性格。慎重派。
「印綬(いんじゅ)」…学校の勉強が得意な頭のいい星。論理的思考の持ち主。バカが嫌い。
「絶(ぜつ)」…天才肌であるが、常に精神的孤独を感じ、人に裏切られやすい。普通の生活は向かない。
「沐浴(もくよく)」…自由気ままでロマンチスト。飽きっぽい性格で放浪好き。
以上をまとめると、行動力の星、自立心の星、遊び心の星、人脈の星、知性の星と全て持っており、とてもバランスがよい。恐らく一人で何でもできる性格だったのだろう。
松陰が最も信頼した人物と言われ獄中の松陰から伏見要駕策をさずけられている。伏見要駕策は、当時の長州藩士・毛利敬親が参勤交代のために伏見を通過する際、孝明天皇に対して幕府の失政を追及してもらうように嘆願させようとしたものだ。
しかし、この計画は失敗、岩倉獄に投獄された。性格のバランスはとれているものの、「絶」や「沐浴」を持っており、つかみどころがなく魅力があり謎多き人物だったのだろうか。