ランチタイムは仕事を「忘れる」が正解! 今この瞬間からできるマインドフルネスのススメ
自律神経が整えば休まなくても絶好調⑧
「マインドフルネス」で雑念を振り払う
「マインドフルネス」とは、簡単に言ってしまえば、過去への後悔や未来への不安を手放し、「いまここにある現実」だけに目を向けて心を安定させる手法です。
たとえば、自分の呼吸に目を向け、「いま、鼻から息を吸っている」「肺から腹のあたりが膨らんできた」「少しずつ、口の先から吐き出している」などと呼吸だけに集中し、余計な雑念を排除します。
ランチを食べている最中に、「さっきの報告はよくなかったな。失敗したな」とか「○○社に電話をかけなくちゃ。気が重いな」などという思いが浮かんだら、マインドフルネスをやってみましょう。
「いま、ミートボールを箸で挟んだ」
「箸を動かして口に入れた」
「噛んでいる、噛んでいる」「飲み込んだ」
こんなふうに、自分のやっていることを心の中で実況中継します。それによって「大事な食事中に考えてもしかたのないこと」が消え去っていきます。
「さっきの報告」のことも「かけなくてはいけない電話」のことも、ランチタイムに考えていてもどうにもならないのです。
ランチタイムは好きなものを美味しく食べて、時間が余ったら散歩でもしてから仕事に戻りましょう。
(『自律神経が整えば休まなくても絶好調』より構成)
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