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✕「知らない」◯「教えて」 親の正しい「声掛け」

グローバル時代に通用する「究極の育て方」⑥

長男を東大とイェール、次男を難関国立大学医学部、わが子をそうそうたる名門校に送り込んだ母・小成富貴子さん。「非お受験ママだった」という小成さん独特の勉強法とは? 初の著書『究極の育て方』より、子どもの好奇心を引き出し、自分から勉強するようになる「声掛け」を紹介する。

勉強の話で一家団欒する

 わが家では夕食のときに、その日にあったことや学校で習ったことを話すという習慣がありました。今でも家族で食事をするときには定番の会話です。

「今日何があった?」

 から一歩踏みこんで、小学生であれば、

「算数は何を勉強したの?」

 のように具体的に聞いてみます。例えば算数の場合ですと、

子ども:「分数をやったよ」
母:「分数の何をしたの?」
子ども:「ええと、かけ算」
母:「どんな問題だった?」
子ども:「うーん。2/3×3/5とか」
母:「へえ、難しいじゃない! 答えは何?」
子ども:「簡単だよ! 6/15だから、2/5だよ」
母:「なぜ6/15が2/5になるんだっけ?」

 といった形で会話を展開していきます。

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小成 富貴子

こなり ふきこ

上智大学卒業。在学時スペインに1年間留学。クリニック経営やスペイン文化発信など複数の仕事を掛け持つ「働く母」。長男をイェール+東大という日米の最難関大学、次男を難関国立大学医学部に送り込む。他長男は、高校2年生時に世界ディベート大会に出場、高校3年生時に参加した模擬国連世界大会で日本人初の優秀賞を受賞するなど国際大会でも活躍。その2人の息子を育てた独特の教育法は「AERA」「バイキング」でも紹介され話題に。「どこに出しても恥ずかしくない子どもを育てる」「わが子を真の国際人に」という信念のもと、教育の専門家ではない著者がオリジナルな視点で考え、子育てに実践してきた。


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  • 2017.03.18