自毛植毛|間違いだらけの薄毛治療をやめて、自分の髪と人生を取り戻す
植毛の進化論「薄毛は隠すから治す時代」へ 〜自分に合った治療法の見つけかた〜
いま、薄毛は治る時代を迎えている。しかし、関連情報が増えすぎたことにより、これまで以上に高い情報リテラシーが求められてもいる。今回は自分に合った治療法を選ぶためのルールについて『本気で薄毛に向き合う人が読む本』(KKベストセラーズ)の著者であり、自毛植毛の権威とも称される「親和クリニック」の総院長・音田正光医師(以後「音田氏」と表記)に話を聞いた。
01 薄毛治療はトータルコストで考える
薄毛治療を選択する際、やはりその費用は無視できない。だからこそ、コストに関しては正しい理解が必要だと音田氏は話す。
「重要なのは、どのような治療法を選択するにせよ『トータルコスト』を考えてほしいということ。それと、薄毛は放置しておけば進行してしまうということです。私たちは常々、薄毛に悩んでいる時間が一番もったいないと感じています。『コスト』には人生の貴重な時間も含まれるのです」
AGAにおいて一般的な投薬治療の費用は、月額平均で1万5千円から2万円となるが、効果を享受するためには継続使用が前提となるため、長期間の治療によって自毛植毛の治療費を上回ってしまう可能性があることは知っておきたい(※下グラフ参照)。また、増毛やウィッグには、定期的なメンテナンス費用等が発生することも理解しておくべきだろう。
音田氏も語るように、薄毛の症状は治療せずに放置すれば進行するため、悩んでいる間にも髪の毛は減っていってしまう。若い人ほど、早い段階で治療をはじめるべきなのだ。そして、その際はトータルでのコストについてしっかり考えていただきたい。
02 あなたが求める「効果」を考える
前述の通り、薄毛治療には様々な方法があり、それぞれに一長一短がある。誰もがそれらを正しく理解して選択できればよいのだが、冷静な判断は難しいのが現実だ。
投薬治療には手軽さが、増毛やウィッグには速効性や自毛では不可能な髪型やボリューム感を実現できる等のメリットがあるが、自毛植毛のメリットは何だろうか。
「自毛植毛は文字通り『自身の毛を再分配し、生やす』わけですから、仕上がりが圧倒的に自然です。また、移植した毛根からは抜けても勝手に生えてきますので、継続的な治療が必要ありません」
続けて、音田氏はこう語る。
「いかに精巧になったとはいえ、人工物を使った治療法は『治す』というよりも『隠す・誤魔化す』に近いため、周囲の目を気にし続けなければならないでしょう。自毛植毛は速効性こそありませんが『気がついたら、自分の毛によって薄毛が解消されている』というイメージです」
「バレずに、確実に、自分の毛を生やしたい」
これこそが誰もが薄毛治療に求める「効果」ではないだろうか。また、それが自分の毛であれば長年のコンプレックスから開放され、髪とともに自信を取り戻すことも可能だろう。
あなたが薄毛治療に求めるのは手軽さなのか速効性なのか、それとも根本的な薄毛の解消なのか…大切なお金と貴重な時間を無駄にしないためにも、真剣に考えてから治療に臨むのが良さそうだ。
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