【信長「桶狭間」って⁉️ 地名ケンミン性】愛知県は「知を愛する」でなく『万葉集』の「あゆち」から由来《47都道府県「地名の謎」》 |BEST TiMES(ベストタイムズ)

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【信長「桶狭間」って⁉️ 地名ケンミン性】愛知県は「知を愛する」でなく『万葉集』の「あゆち」から由来《47都道府県「地名の謎」》

【全国地名由来辞典】県や町の名前から郷土のドラマをひもとこう!_愛知県

【マメ知識:全国にある「ナゴヤ」——海に突き出た岬】

 地勢が似たところでは場所は違えど地名も似てくる。
 「名古屋」は古くは「那古野」「名護屋」などとも書いたが、海に突き出た岬に由来する地名であることから、全国各地に「ナゴヤ」という地名がみられる。 
 また、名古屋市内にある「 根ね古ご屋や」という地名は、山城の麓に形成された将兵たちの居住区域に由来しており、東日本を中心に多くみられる地名だ。

現存天守は国宝の犬山城。山の上からの眺めも良好。
現在の名古屋城二の丸には「那古野城跡」の石碑がある。これも根古屋のひとつ。

(2020年一個人5月号から

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谷川 彰英

たにかわ あきひで

筑波大名誉教授

1945年長野県生まれ。ノンフィクション作家。東京教育大学(現・筑波大学)、同大学院博士課程修了。柳田国男研究で博士(教育学)の学位を取得。筑波大学教授、理事・副学長を歴任するも、退職と同時にノンフィクション作家に転身し、第二の人生を歩む。筑波大学名誉教授。日本地名研究所元所長。主な作品に、『京都 地名の由来を歩く』シリーズ(ベスト新書)(他に、江戸・東京、奈良、名古屋、信州編)、 『大阪「駅名」の謎』シリーズ(祥伝社黄金文庫)(他に、京都奈良、東京編)『戦国武将はなぜ その「地名」をつけたのか?』 (朝日新書)などがある。

 

 

 

 

 

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