【美容現場の覆面座談会】美容クリニックのプロが明かすとっておきの利用法
現役カウンセラーと看護師4名が美容クリニックについて本音でトーク
昨今、美容クリニックの予約数はコロナ以前と同等に戻り、施術内容によっては患者数が増加傾向にあるという。しかし、そんな私たちの「美」をサポートしてくれる美容クリニックについて、実は知らないことも多いのではないだろうか?
そこで今回は、クリニックに勤める現役カウンセラーと看護師に話を聞いてきた。東京・大阪に6院を展開する美容クリニック「フェミークリニック」の協力によって実施した、4名による覆面座談会の模様をお届けする。
<<座談会参加者>> ●カウンセラーA(カA)…東京勤務(30代) ●カウンセラーB(カB)…大阪勤務(20代) ●看護師A(看A)…………東京勤務(30代) ●看護師B(看B)…………大阪勤務(30代)
■美容クリニックはあなたの味方です
◯────まずはクリニックにおけるカウンセラーと看護師の役割の違いについて教えてください。
カA)──来院される方にとって最初にお会いするのが私たちカウンセラーです。患者さんのお悩みを聞き、施術内容の説明や費用のご相談を担当しています。
看A)──看護師はその後の施術を行っています。
カB)──はじめてお越しになる患者様は緊張していることが多いので、世間話をしたり冗談を言ったりしながら、カジュアルな雰囲気と信頼関係をつくっていきます。女性同士でも話しにくいこと…例えばデリケートな部分の脱毛についてなんかも気軽に相談してほしいです。
カA)──慣れている方は費用やクリニックの雰囲気を比較されているようで、他クリニックとの差異を聞かれることが多いので、しっかり説明させていただきます。
◯────カウンセリングの際、患者が気をつけることはありますか?
カA)──なるべく正直にお話をしてもらえると助かりますね。
カB)──そうですね。同じ女性として言いたくないことがある気持ちもわかりますが…綺麗になるためのクリニックでは、それが逆効果になってしまいます。悩みや現状を共有した上で、最善策を一緒に考えていく関係が理想なので、どうか、私たちだけにはウソをつかないでください(笑)。
■コロナ禍の影響で男性も…?
◯────まだ予断を許さない状況ですが、新型コロナウイルスを経て業界やクリニックに変化はありましたか?
看B)──緊急事態宣言期間中はキャンセルが多かったのですが、予約数はほぼ戻りました。シミとニキビの治療に関しては…コロナ前よりも増えていますね。
看A)──マスクの影響でニキビが増えた方は多いですよね。気になる方は自己流ではなく、悪化させる前に相談にきてほしいです。
カB)──在宅勤務になった方は、時間の余裕ができて以前よりもクリニックに通いやすくなったとおっしゃってました。
看B)──「マスクでお肌が隠せる今のうちに綺麗にしておきたい」という方も多いです。やっぱり周りに治療をしたことを知られたくないんだと思います。
カA)──あと、男性の患者様も増えましたよね。体感的には2割くらいかな。私が担当した60代の男性は、オンライン会議で自分の顔をよく見るようになったら、シミが気になり始めたそうです。
カB)──なるほど〜。男性もどんどん綺麗になってほしいですね。
◯────「美容クリニック」は男性も気軽に相談できる場所なのですか?
カB)──もちろんです。勘違いされがちなのですが、性別や年齢問わず、どなたでもお越しください。
■整形をする場所ではありません
看A)──たしかに、美容クリニックについて誤解されている方は多いかもしれませんね。
看B)──私が美容クリニックに勤めていることを話すと「整形する場所?」なんて返されることも多いです。私たちのクリニックではメスは使いませんし、スキンケアやアンチエイジングをする場所なのですが、その違いはあまり浸透していないと感じますね。
カB)──患者様から「最初は高額なものを色々買わされるんじゃないかと思ったわよ」と言われたことがあります。実際、カウンセリングの最初に「私はこの施術しかしないし、何も買いません!」と言われ、困ってしまうこともあります。せっかくなので言わせていただきますね。
「不要な商品をお売りすることはありませんので、ご安心ください!」
一同)──(笑)
カB)──こういった間違ったイメージを払拭するには、自分の経験談を話したりして、美容クリニックを身近に感じてもらえるような努力が必要だと思っています。
看A)──あと、患者様によく聞かれるのは「クリニックだと不自然な仕上がりになりませんか?」という質問。仕上がりイメージのミスマッチが起こらないために、カウンセリングでしっかりゴールのすり合わせをしていくので、そこは安心していただきたいですね。
■おすすめの治療アレコレ
◯────ちなみに、皆さんもクリニックの施術はされているのですか?
看B)──社割があるので、お世話になっています。スキンケア製品もクリニックで買っています。
看A)──スタッフ間でもボトックスは人気ですね。私は30代ですが、今でもシワがあまり気にならないのは、20代からしっかりボトックスをしていたからだと思います。これは役得ですね(笑)
看B)──ボトックスは即効性もあって良いですよね。私は電車でほうれい線がある同年代の人(30代)を見ると心の中で「早くうちのクリニックに来て!」と叫んでしまいます(笑)。
カA)──職業病ですね。でも、若い人でも眉間にシワが寄っている方って意外と多いんですよね。あれはもったいないって思う。
カB)──私は顎が小さい友達に「ヒアルロン酸を入れたらどう?」って勧めたことがあります(笑)。
看B)──それ、カウンセラーじゃなくて営業ですね(笑)。
カB)──でも、一番のおすすめはやっぱり「恋」ですかね。恋をしている女性はモチベーションも高いですし、どんどん綺麗になっていきます。みなさん、恋しましょう!
■「誰でも今より綺麗になれる」
◯────美容業界でのトレンドやブームはありますか?
カA)──今は「ツヤ肌」ブームなので、つるんとした卵肌になりたいというご相談が多いです。ですので、ニキビやニキビ跡に効果が期待できる「ダーマペン」を使った治療がとくに人気です。マスクでニキビが増えていますし。
看B)──加工写真に慣れてしまったのか、「人形みたいなお肌にしたい」というご要望も増えましたね。美の定義は人それぞれですが、「同世代の人と比べて綺麗」だと思われるくらいがナチュラルですよね。個人的には「マイナス5歳」に見えるようなイメージを目指すのが良いと思います。
◯────この記事は読んでいる方に現場のプロとして伝えたいことは?
カA)──先日、ニキビの治療にお越しになられた40代の方ですが、そばかすが治療で取れることに驚いて、施術をされました。もう消えないものだと思い込んでいたそうです。綺麗になるのに年齢は関係ありませんので、前向きにチャレンジして欲しいですね。
カB)──結婚式に向けた施術はできるだけ早く始めていただきたいです! 脱毛には1年ほど、ニキビやシミ治療には半年ほど欲しいのが、私たちの本音です。
カA)──せっかく大切なお金と時間をかける以上、余裕のあるスケジュールを組んで最大限の結果を出したいですよね。
看A)──自分に合わない化粧品に月1~2万円もかけるのなら、その分をクリニックの治療に回すという考えもありかもしれません。洗顔のしすぎでお肌が乾燥している人とか、若い女性でも正しいスキンケア方法をわかっていない人は多いんです。
カB)──あと、日焼けはしないでほしいです(笑)
看B)──美容には予防の意識が大事なんですよね。私は歯医者と同じだと思っています。今の綺麗をなるべく長く保てるように、そして、問題があれば治療をする場所が「美容クリニック」だと考えてもらえたら嬉しいです。
カB)──美容ではホームケアなどご自身の取り組みも大切ですから、そのためのアドバイスもさせていただきます。美容クリニックを利用すれば、誰でも今より綺麗になれると思います。
カA)──治療を通じて、お会いするたびに表情が明るくなっていく患者様を見るとこちらまで嬉しくなりますし、モチベーションが上がります。
看B)──うん、それが私たちの一番のやりがいですね。
◯────今日は貴重な本音をありがとうございました。
一同)──こちらこそ、ありがとうございました。
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