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信長VS秀吉VS家康。我々凡人が見習うべきは誰?

大間違いの織田信長⑧ホトトギスの歌でわかる!? 誰が本当の天才か

戦後民主主義のヒーローとしての信長の真実の姿は歪められている?真実の信長像を知ることで、新たな日本史の歴史観が構築される! 気鋭の保守の論客倉山満が挑む新境地! .絶賛発売中の『大間違いの織田信長』(KKベストセラーズ)を上梓した、倉山満氏が人間信長の魅力に迫る!

三英傑で天才は誰? 

 ここまで一般的な信長イメージについて、大まかなところを見てきました。少し事実関係を追うだけで、実態は全然違うとお分かりいただけたと思います。

 さらに、検証しましょう。

 戦国の三英雄と言えば、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康です。

 そこで三択問題。

 この中で、一人だけ天才がいます。さて、誰でしょう。

 普通に聞くと圧倒的多数が「信長」と答えます。果たしてそうでしょうか。

 有名な「ホトトギスの歌」があります。

信長「鳴かぬなら 殺してしまえ ホトトギス」

秀吉「鳴かぬなら 鳴かせてみよう ホトトギス」

家康「鳴かぬなら 鳴くまで待とう ホトトギス」

 この歌は三人の人生を上手く凝縮している、江戸時代の作品です。松浦静山(せいざん)という人の『甲かっ子し夜や話わ』という本が出典だそうです。作者は「詠み人知らず」で、つまり「わからん」ということです。この句からも、一人だけ天才ぶりが際立っています。

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倉山 満

くらやま みつる

憲政史研究家

1973年、香川県生まれ。憲政史研究家。

1996年、中央大学文学部史学科国史学専攻卒業後、同大学院博士前期課程を修了。

在学中より国士舘大学日本政教研究所非常勤研究員を務め、2015年まで日本国憲法を教える。2012年、希望日本研究所所長を務める。

著書に、『誰が殺した? 日本国憲法!』(講談社)『検証 財務省の近現代史 政治との闘い150年を読む』(光文社)『日本人だけが知らない「本当の世界史」』(PHP研究所)『嘘だらけの日米近現代史』などをはじめとする「嘘だらけシリーズ」『保守の心得』『帝国憲法の真実』(いずれも扶桑社)『反日プロパガンダの近現代史』(アスペクト)『常識から疑え! 山川日本史〈近現代史編〉』(上・下いずれもヒカルランド)『逆にしたらよくわかる教育勅語 -ほんとうは危険思想なんかじゃなかった』(ハート出版)『お役所仕事の大東亜戦争』(三才ブックス)『倉山満が読み解く 太平記の時代―最強の日本人論・逞しい室町の人々』(青林堂)『大間違いの太平洋戦争』『真・戦争論 世界大戦と危険な半島』(いずれも小社刊)など多数。

現在、ブログ「倉山満の砦」やコンテンツ配信サービス「倉山塾」(https://kurayama.cd-pf.net/)や「チャンネルくらら」(https://www.youtube.com/channel/UCDrXxofz1CIOo9vqwHqfIyg)などで積極的に言論活動を行っている。

 

 

 

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