飲食店でワインを飲むのは損?
人生を変えるワイン学 第26回
◆気に入ったワインを見つけたら写メを撮っておく
冒頭文でお話ししたように、おいしいと思ったワインを写真に撮っておくのはとてもいい方法です。
ワインの名前が覚えられなくても、エチケット(ラベル)が読めなくても、画像にしておけばお店の人に聞いて探すことができます。
できれば、裏ラベルも一緒に撮ることをオススメします。裏ラベルにはインポーター(輸入元)が書かれています。どこの輸入元か分かれば、酒屋やワインショップの人が仕入れるときに輸入元を探さなくて済みますので、簡単にワインにたどり着くことができるのです。
酔っ払う前に撮っておきましょうね。
◆サイゼリヤのワインはなぜ安いのか?
ファミレスでワインを飲むという話も聞きます。特に、サイゼリヤは安くておいしいと評判だそうです。
しかもハウスワインがグラス1杯100円、250mlのデキャンタ200円、1500mlのマグナムでなんと!1080円という驚異的な価格で提供されています。
「こんなに安くて大丈夫?」と不安になるぐらいの安さですよね。
どうしてこんなに安いのか、その理由は自社でイタリアから直輸入しているのです。品質もよく価格以上のおいしさがあるというわけなのです。
ただ、100円や200円、マグナムで1080円という安さなのでこの価格にしては飲みやすくおいしいですが、正直物足りなさも感じます。
そんなときはハウスワインではなくボトルで注文するのがオススメ! 750mlのボトルは1080~2160円とこれもまたお手頃価格です。
◆サイゼリヤにあるワインの裏メニュー
知っていました? サイゼリヤに、7000円以上するワインがあるということを。
サイゼリヤには通常に置いてあるメニューの他に実は50種類以上もの銘柄が書かれた裏メニューが存在するのです。全ての店舗にはなく一部の店舗で置いてあります。通常メニューに「この他にもワインをご用意しております」と書かれたメニューのあるお店には裏メニューがあり、サイトの店舗検索でも確認できます。
イタリアワインを直輸入しているので期待できるかもしれませんね。
いかがでしたでしょうか。
今回頭に入れていただきたいのは、以下の3つです。
①レストランのワインの価格の目安は、酒屋やワインショップで購入する価格の2~2.5倍
②5000円出せばハズレの確率はほとんどなくなる
③3000円台を注文するなら、チリ、アルゼンチン、南アフリカ、スペイン、オーストラリア、カリフォルニアのワインを選ぶべし
最近は、ワインの充実したお店がたくさんあります。イタリアン、フレンチだけでなく、タイ料理やインド料理、お寿司やさんやお好み焼きやさん、焼き鳥やさんなどの和食でもワインの品揃えが増えてきています。
どんどん品質のいいワインをリーズナブルに出してくれるお店も増えていますので、カジュアルにワインが飲めるようになっています。
さまざまなレストランでワインを楽しんでくださいね。
これから、このような具体的なシーンを通して、ワインの楽しみ方、そして何よりワインの美味しさをお伝えしていきたいと思います。
次回をお楽しみに!
*この連載は隔週水曜日更新予定です。