「利用規約にないじゃん!」 メルカリ独自のローカルルール
【SJ流メルカリMETHOD/おまけ】編集部員が実際に目にしたダレトクルール3選
ただ、話題に上りやすいということはそれだけ利用者数が多いということだ。
人が集まる所にはトラブルも生まれやすい。今回は、知らないと即低評価につながる理不尽ローカルルールをピックアップ!
「利用規約にないじゃん!」
って言っても通用しない謎ルールがメルカリにはいっぱい!
一度でもフリマアプリ最大手「メルカリ」を利用したことがある人なら分かるはずの、「〇〇様専用」「いいね!不用」「0月0日まで取り置き~」などの謎ワードの嵐たち。
何だこれは、知っとかなくちゃだめなの? と公式の利用規約を読んでも説明はない。じゃあ、知らなくても大丈夫なの? となると、そんなことはない! 知らないでやり取りをしていると、フリマアプリでは致命的ともなる”悪い”評価を量産してしまうのが怖ろしいのだ。
苦い思いをした人も、これからチャレンジする人も、とりあえず知っておけば間違いない3つのルールを伝授。
これを覚えて、早速ショッピングに挑戦だ!
Rule1 『〇〇様専用』
要するに、お取り置きのコト。
「必ず買うから、キープしておいて」と、いうことであり、理屈としては分かる範疇。
狙っていた商品の画像やタイトルに「〇〇様専用」の文字が並んであきらめた経験をした人も多いはず。
だがこのルール、落とし穴がある。
「〇〇様専用」を別の人が購入しても、公式が対処してくれることはない。
なぜなら、購入者と出品者間で生まれたローカルルールであり、公式が定めたルールでない以上公式といえど購入を取り消すことはできないからだ。
だから、このルールでリスクを負うのは出品者側。横取りされたからといって、その横取りした購入者に「売りません!」とかたくなな態度を取るのもNGだし、何より他の出品物に専用にした人物より文句や悪態が雨あられと来ることになる。
悪いのは、専用にされたからとさっさと購入しない〇〇様なのである。
トラブルに巻き込まれたくなければ、出品時に「専用は受け付けておりません」など書いておくといい。
Rule2 『即購入NG』
期限内に値段を釣り上げていきもっとも高値を付けた入札者が購入できるヤフオク!と異なり、メルカリは値段に満足したらその場で決済ボタンを押せるシステム。
購入者側からすると、今欲しいアイテムをすぐ購入できるのだから便利なのだが、いくつものサイトを股に掛けているプロ出品者や転売ヤーからするとそうもいかない。
折角値下げ交渉せずに買ったのに、「商品がない」と逆切れされることだってあるのだ。
なぜこんなことが起こるのかというと、他のフリマアプリやヤフオク!などのオークションサイトでも同じ商品を並行して出品しているため。
サイトによって手数料や客層が異なるので、気持ちは分かるのだが、利用規約にも発送できないのは出品者側の責任と明記してある。
せめて逆切れせず、粛々と謝ってくれ。
購入者側の対処としては、「まだ商品はございますか?」と丁寧に訊いてあげるほかない。彼らはマイルールで動いているのだから、日本語は通じないと思った方がいい。
たとえそれが、癪だとしても。
Rule3 『「いいね!」は要りません』
編集部としてはこれが一番理不尽だと考えている。
実際の取引上での話ではないので金銭トラブルにはならないのが救いだが…。
メルカリには、イイと思った商品を一覧で互換するためのチェックボックス「いいね!」が存在する。商品の「いいね!」をタップするとハートマークが点灯し、自分が「いいね!」した商品のリストに加えることができるのだ。
同一商品での、価格や状態の比較、今は欲しくないが後々必要そうなアイテムを管理するのに便利なのだが、これを嫌がる人々もいるのだ。
要するに、「いいね!」が付いていると古い商品を削除しにくいというのだ。
メルカリのテクのひとつに、古くなり過ぎて流れてしまった商品を再出品することでリストの一番上に上げるというものがある。
これを行なうためには、出品を一度取り消さなければならないのだが、これにより「いいね!」の数がリセットされてしまうのだ。
彼ら的には、その時「いいね!」がたくさんついているとそれがしづらいと…。
だから、買う気がないのなら「いいね!」するんじゃねぇ!というのが彼らの言い分。
いいじゃん別に。後で買うかもしんないじゃん!
…というわけで、私怨も交えつつ紹介した3ルール。
いかがだっただろうか。
次回は、メルカリで実際に起こった理不尽なトラブルを紹介していこう。