【収入激減、債務問題相談激増中!】コロナも借金返済も「早期対策」が第一。ストップ! 多重債務‼️ |BEST TiMES(ベストタイムズ)

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【収入激減、債務問題相談激増中!】コロナも借金返済も「早期対策」が第一。ストップ! 多重債務‼️

◼︎借金返済もコロナ同様「対策」が大切

 コロナ禍では「三密」を避けるなど、命を守るためのクラスター対策を、政府はじめ各メディアが警鐘を鳴らしている。同様に杉山氏もはっきりと借金返済への対策の重要性を訴える。特に個人の銀行系ローン、消費者金融からの借り入れによる多重債務問題は、一歩間違えれば、返済不能に陥る。

「コロナも借金返済もやはり対策が第一。返済できないときに、何を行うか。多くの方は、金利返済のための借り入れを行うという負の連鎖にハマってしまいます」(杉山氏)

 本当に「返せない」時、債務者のとるべき対策として実際に何があるのだろうか。杉山氏によれば、以下の3つの方法があるという。

❶任意整理:毎月の返済額を減らす方への手続き
個人再生:住宅を手放したくないが借金を大幅に減額したい方への手続き自己破産:住宅・車など財産処分してでも借金を0にしたい方への手続き

「そのなかでも多くの方が選ばれるのが任意整理です。継続的に返済できる安定収入がある会社員などは、3~5年程度で完済できる方が多いからです。下のチャートを見ていただき、任意整理ができる基準をお教えします」(杉山氏)

【チャート:債務整理を選ぶ基準】

 

 任意整理とは、司法書士、弁護士が消費者金融、クレジットカード会社、銀行などの貸金業者に対し、依頼者が月々の支払い可能な金額で分割によって支払うことを提案し、その相手方が提案に同意して和解契約を結ぶことです。頭書の契約した返済額ではなく、生活に支障のない返済額に減らすことができます。ここで、任意整理のメリット・デメリットもみておきましょう」(杉山氏)

◆「任意整理」のメリット・デメリット
【メリット】
①毎月の返済額面を減らせる
②貸金業者からの督促や返済をストップできる
③家族に借金があることがバレずに毎月の返済額を減らせる

【デメリット】
①一時的に信用情報機関に登録される
​——(司法書士法人杉山司法事務所のHPを参考に編集部作成)

 会社員はこうした知識がないので苦しんでいるのではないか。特にコロナ禍で、収入が容易に回復されない状況下にあっては「返済方法」を債権者と和解しながら結び直すことで返済も「楽に」なるはずだ。

「そうなんです。任意整理は返済自体を免責されるわけではありませんが、実情に沿って返済する仕組みなんです。多くの債務者の方は、真面目な方が多く、浪費家でもありません。ですので、返済のリスケジュールと方法を変更するだけでも、立ち直れるんです。ですから早期対策が必要なんです」(杉山氏)

 新型コロナウイルスと借金問題は、まず当たり前の対策を、できるところから始める。正直に、無理をせず、自分の債務状況、利息を把握するだけでも人生計画の展望を適正に変えることができる。やはり正しい知識でしっかり債務整理。

「ストップ!多重債務‼️」

 コロナによる健康被害も借金問題でも「潰れない」という気持ちで対策を立てていきましょう。それが命と生活、あなたの人生を守ることができるからだ。

 

 

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杉山 一穂

すぎやま かずほ

 



司法書士法人杉山事務所代表司法書士。高校卒業後、大学進学のために上京。在学中は勉強はほどほどに、趣味であるスポーツ観戦、旅行のためのアルバイトに明け暮れる。卒業後就職するも社会貢献できる仕事に就きたいと考え退職。弁護士である兄の影響から法律職を志し、司法書士試験合格。合格後、大阪市内の事務所で経験を積み、難波にて開業。『週刊ダイヤモンド』誌における「消費者金融が恐れる司法書士」日本一として評判になる。

 

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