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何をやってもうまくいかない“大殺界” その乗り切り方とは!?

平成30年版『六星占術によるあなたの運命』(平成29年10月~平成30年12月) 8月21日発売

撮影:富田眞光

 私たち人間の運命には、天地自然の運行と同じく、一定の周期があります。これが「六星占術」の考え方の基本になっています。

 どのような周期かと言いますと、それは自然界とまったく同じで、12で一巡する周期です。

■人間の我がままに警告を発する“大殺界”

 人間は、どこかのほかの天体や宇宙からやってきたわけではありません。今生きているこの地球、この宇宙の中で生まれ、これまで生きてきたのです。

 この宇宙自体は12という周期で活動しているというのが、万象学や算命学による結論です。

 その成果が12進法と言ってよいでしょう。時計は「12」という数字を基準にしてつくられています。その宇宙とともに生きている人間のリズムも、やはり12をひと区切りとしているのです。

 その12周期で巡ってくる運気の中で、最も運気が低迷する時期を“大殺界”といいます。この“大殺界”の時期は12年(12ヵ月、12日)の周期で3年間(3ヵ月、3日)訪れます。

 その人の運命のエネルギーが大幅に低下する時期のことをいい、この運気に支配されているときは、すべての面にわたってギクシャクしてきます。自分が本来持っているエネルギーが失われているわけですから、自分のよさがほとんど姿を消してしまうのです。

■大殺界を乗り切るには

 第一にとにかく自分を抑えるように努めること。そのうえで、あえて自分と相性の悪い人とつき合うこと。この二つが“大殺界”の魔力を多少なりともダウンさせる方法なのです。「自分を抑える」というのは、要するに、自分らしい生き方をしないということです。

 “大殺界”はあなたの運気がマイナスに転じることを意味していますから、そのマイナスに対して、もう一つのマイナスを持ってくればプラスに変るのです。いままであなたに幸運をもたらしてきた生き方を続けていたのでは、マイナスの度合いは強まるばかりです。

 しかし、それと正反対の生き方をしようとすれば、自分を殺さなくてはなりません。「殺す」ということは明らかにマイナスですから、それを徹底しておこなうことが、かえってあなたにプラスに作用するというわけです。

 そして積極的に事を起こさないようにするのも大事です。結婚、就職、引っ越し、出産、転校、事業を興す、お店を開く、家を建てるなど、あなたの一生を左右するようなことは絶対に避けましょう。

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細木数子

ほそき・かずこ

1938年東京生まれ。長年にわたり、中国古来の万象学、算命学、易学などを研究。六星占術を独自に編み出し、日本全国に六星占術の大ブームを巻き起こす。その後、陽明学の大家、故・安岡正篤氏と出会い、六星占術は単なる占いの域をこえた“人間学”にまで高められた。自然学の法則・リズムにのっとった人間の生き方を絶えず追求し、荒波にもまれている人々に、つねに適切な指針を与えている。

著書には「運命の「絆」」「新★自分を生かす相性・殺す相性」「先祖の祀り方」「あなたの運命が変わる方位学」(以上小社刊)のほか、「六星占術 こころの作法」「最新版 宿命大殺界」「新・六星占術の魂生」「新・六星占術の極意」「六星占術 運命と宿命」など多数ある。

また、これまでの著書の発行部数が1億部を超え、「占い本世界一」としてギネスブックに連続掲載されている。


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