青春18きっぷより、お得なきっぷで賢くまわる西九州・佐賀&長崎【女子鉄ひとりたび】21番線
すべての鉄道を乗りつぶした唯一の女性芸能人が行く西九州の旅
■うちは貧乏だからね~アッハッハ!
このときもそうだ。
羽田から飛行機で鹿児島空港へ飛び、鹿児島中央(かごしまちゅうおう)から肥薩(ひさつ)おれんじ鉄道を経由して、大牟田(おおむた)から未乗だった西鉄・甘木(あまぎ)鉄道と乗りつぶし、JR長崎・佐世保線で松浦(まつうら)鉄道起点の有田(ありた)へ移動。
異なる鉄道会社を乗り継いでも、このきっぷを提示すれば乗れるなんて、水戸黄門さまの印籠(いんろう)に匹敵すると思う。
有田〜伊万里(いまり)間は過去に乗車済みのため、夜に乗って伊万里にとった宿へ移動。
外は真っ暗で駅前の様子はわからなかったが、翌朝にあらためて見渡すと駅周辺には伊万里焼のオブジェがたくさんあったことに気づく。ホームにはカラフルな焼物の欠片(かけら)がたくさん埋まっていて、朝日に照らされてキラキラしていた。
そういえば以前、JR筑肥(ちくひ)線の伊万里駅を訪れたとき、ホームの駅名板を見ると陶器製だった。「さすが焼き物の町!」と、初めて触れる伊万里焼に感激し写真を撮っていると、駅員さんが近づいてきて、
「それ、伊万里焼じゃない偽物だよ〜。ローカルの駅だから予算が少なくてね。ウチは松浦鉄道さんより貧乏。あっはっは〜」と、サラッと自虐ネタを披露してくれたことがある。
天下のJRの社員とは思えぬその発言に、一気に筑肥線が好きになった。
松浦鉄道では2013年ごろまで、イベント列車の「伊万里牛バーベキュー列車」が走っていた。ボックス席の各テーブルにホットプレートが置かれ、特上の伊万里牛を車内でBBQのように食べる楽しい列車で、ゆるキャラの「いまりんモーモ」もホームで出迎えてくれた。
理由はわからないが、2019年11月現在は運転されてないのが、とても残念に思う。ぜひ復活して欲しい列車の一つである。
(次回へ続く)
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■松浦鉄道たびら平戸口駅で「女子鉄ひとりたび」絶賛発売中!
松浦鉄道さんのご厚意により、裕子の本を置かせてもらいました!
特別な特典はございませんが、旅の記念に、お土産に、もし見かけたら買ってくださいね。
■な、なんとこの夏も、水間鉄道に「女子鉄ひとりたび」ヘッドマーク電車が走った!
掲出日程:2020年8月11日~8月20日(10日間)
掲出車両:1003(青ライン/貝塚駅側)
走行日:8月11、12、13、16、17日
■「女子鉄ひとりたび」サイン本は完売! ブロマイド付は発売中!
イベント当日に来られなかった人のために、木村裕子さんが心を込めて、一冊一冊にサインを入れた本。
2019年の年末に限定部数で販売されていましたが、速攻で完売御礼!
なお3種類の「オリジナル・ブロマイドつき」の本は今も販売中ですので、お早く以下の書店へどうぞ。
販売場所:
書泉グランデ 6F鉄道コーナー
〒101-0051 東京都千代田区神田神保町1丁目3-2
書泉ブックタワー 5F鉄道コーナー
〒101-0025 東京都千代田区神田佐久間町1丁目11-1