「大阪都構想」の真実~「何となく賛成」の方にこそ知って貰いたい「大阪市廃止」という事実〜(藤井聡)
「大阪都構想」は壮大な誤魔化し!? 京大教授藤井聡が暴く!
11月1日に、いわゆる「大阪都構想」の住民投票が大阪市で行われます。
しかし、「大阪都構想」という言葉は、正式なものではありません。
これは、今、大阪市の各戸に「選挙管理委員会」から配布されている正式の住民投票の告知資料の「表面」と「裏面」の見出しの写真です。ご覧の様にそのタイトルは「大阪市廃止・特別区設置住民投票」であり「大阪都構想」ではないのです。それどころか、この正式資料のどこを見ても「大阪都構想」の文字は見当たりません。
つまり、「大阪都構想」という言葉はただ単に、その推進派である大阪維新の会が使っている「ニックネーム」であって、その実態は端的に言うなら「大阪市廃止」なのです。それにも拘わらずマスメディアもその「推進派の維新の通称」をそのまま使ってしまっているだけなのです。
これこそ、「大阪都構想」と呼ばれるものの「真実」です。
ただし……大阪都構想を巡ってはあらゆる「デマ」と言わざるを得ない言説が世間に激しく浸透しており、こうした「真実」がほとんど一般に伝わっていないのが実態です。
その結果、「都構想=大阪市廃止」という程度の基本中の基本の「真実」すらほとんど世間に知られていない状況にあるのです(例えば、5年前の筆者の調査では都構想とは大阪市を廃止するものだという真実を過不足なる知っていた大阪の方は、僅か8.7%でした)。https://38news.jp/politics/16764
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