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ジョブズがずっと同じ洋服を着ていたのは医学的にも正しい

自律神経研究の第一人者が教える本当の休み方②

自律神経をもっとも乱すものは「セレクション」

 自律神経をもっとも乱すものは「セレクション」だと言われています。

 朝、「どれにしようか」と悩むこと、それを無くしていきます。アップルの創始者スティーブ・ジョブズはずっと同じ洋服を着ていたことでも有名です。 

 そして、出発の時間に余裕を持つことです。ギリギリで電車に飛び乗る行為は自律神経を乱してしまいます。また、余裕があるならば、遠回りして歩くのもいいでしょう。

 またこれは一般論になりますが、体力を維持するのには、普段からエスカレーターやエレベーターを使わずに、階段を上るようにすることが一番いいと思います。なぜなら、階段を上がることで大腿四頭筋を使うから。寝転がっていて、動かないでいると、一番落ちるのが大腿四頭筋。逆に言うと、ここが落ちなければ大丈夫です。下腿、下肢の筋肉であるふくらはぎの腓腹筋、ヒラメ筋というのはなかなか落ちないですから。

 ランニングなどしなくても、歩くだけで十分。20代のときと違って、30代、40代と歳を重ねるとだんだんと動かなくなるので、とにかく“動く”ことが重要なのです。

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小林 弘幸

こばやし ひろゆき

1960年、埼玉県生まれ。順天堂大学医学部教授。日本体育協会公認スポーツドクター。1987年、順天堂大学医学部卒業。1992年、同大学大学院医学研究科修了。ロンドン大学付属英国王立小児病院外科、トリニティ大学付属医学研究センター、アイルランド国立小児病院外科での勤務を経て、順天堂大学小児外科講師・助教授を歴任する。自律神経研究の第一人者として、プロスポーツ選手、アーティスト、文化人へのコンディショニング、パフォーマンス向上指導にかかわる。著書に『なぜ、「これ」は健康にいいのか?』(サンマーク出版)『自律神経を整える「あきらめる」健康法』(KADOKAWA)『自律神経が整う時間コントロール術』(小学館)『「ゆっくり動く」と人生がすべてうまくいく』(PHP研究所)など多数。


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