世界大学ランキング5位。マサチューセッツ工科大学のスローガン(非公式)がファンキーすぎる
世界の名門大学「マサチューセッツ工科大学」【傾向編】
大学の非公式スローガン「こんなクソみたいな場所は嫌だ」
MITにはアットホームな雰囲気のイベントがあるのも特徴と言えるでしょう。
中でも「ハッキング」と呼ばれる「どっきりイベント」は、MITらしい機知あふれる悪ふざけです。いたずらの仕掛人が誰かをターゲットにドッキリを仕掛けたり、逆ドッキリに引っかかってしまうこともあります。いたずらをされても怒る学生はいません。いたずらに引っかかることがMITの一員としての誇りでもあるのです。
最も有名ないたずらは、MITのグレイトドームという建物のてっぺんにパトカーをのせたというものです。実際には、本物のパトカーではなく、シボレー車をパトカーのようにペイントしたものでしたが、ナンバープレートには、MITの非公式のスローガンである“IHTFP”*と書かれており、車内には偽物の警察官も乗っていたそうです。
* この IHTFP には複数の意味がある頭字語です。
I Hate This F〇〇〇〇〇g Place. (こんなクソみたいな場所は嫌だ)
I Have Truly Found Paradise. (パラダイスを本当に見つけだんだ)
様々な解釈が可能なのですが、ポジティブに捉えてみると「これまでいたクソみたいな場所にはいたくない。MITにきて自分のいたい場所(パラダイス)が見つかった」のような解釈になるのでしょうか? ただ、建物のてっぺんに乗せられたパトカーの中にいる偽者警官の言葉として「こんなクソみたいな場所は嫌だ」は、それはそれでユーモアと裏にある(おそらく意図されているであろう)知性がピッタリ調和したウィット溢れる台詞ですね。