【激裏不動産】アパートの管理を任せてもらう方法~大家に寄り添う目的《ウル技07》
納得できない商慣習を超えていく技[賃貸管理・大家編]
不動産の世界はしばしば海に例えられる。不動産に魅入られて挑戦した者の多くが海の底へと沈んでいった。それでも海に挑む者は後を絶たない。そこには見たこともない財宝が眠っているからだ…。
本記事は、不動産業界という大海を渡り、財宝を発見するための航海術を記した辞典であり、大手デベロッパー、大家、地主、ブローカー、地場管理会社の5人がそれぞれの立場で、奥深き賃貸の世界を語りつくしたものである【以下「全宅ツイ」メンバー参照】。
■1に人情、2に人情、3、4がなくて5に専任
【アパートの管理を任せてもらう方法】 ●管理営業「大家さん、今度の日曜日休みなので一緒に廊下の高圧洗浄しませんか?」 ■大家「一緒に? まぁどうせ暇だし、やろうか」 ボランティアという誠実な対応と初めての共同作業で家主の心が動き、後の売買にも繋が...
どエンド君(以下・ど):このウルテク途中で途切れてるんだけど(笑)。アパートをきれいにしてもらうのは嬉しいけど、はたして後の売買にも繋が…るの? 繋がらないんじゃないの!?
赤すぐり(以下・赤):いや、真心がこもっていればつながります! いや、何とかつながって欲しい! そうじゃないと今までの苦労が水の泡ですよ……。
人としてこの世に生まれたからには、そんな世知辛い世の中には別れを告げたいです。
ど:ずっと地場の管理会社にお願いしていて、顔見知りになって……。一生懸命な彼らの姿を見せられていれば、そりゃ情も湧くっていうもんですよね(笑)。
こんなにアパートに尽くしてくれてたのに、いざ最後に売る時になったらですよ? そんじゃ楽待で一括査定してみよか。大手にしとこか。そんなドライなやり方であなたいいんですか。儲け至上主義ですか!
■何なりとお申し付けください
赤:そうです。台風が来たら雨どいを掃除して、草むしりをして、給湯器が壊れたら十円玉でバルブを回してびしょ濡れになり…。雨の日も風の日も、管理会社は家主さんと二人三脚ですよ。
例え槍が降ろうがテポドンが飛んでこようが、いつでもどこでも、家主さんと運命をいっしょにしているんです。そうやってオーナーの心をグリップして、売買のときも専任を勝ち取るんです。思いは必ず届くはず!
■柿をブログに載せてもらうと嬉しいんだ(笑)。
まゆずみ君(以下・ま):いつもわしの家の柿を会社のブログに載せてくれるのはそういうことだったのか…。でもさ、それって下心を丸出しにしているって見方もできるんじゃ?(笑)。
どいつもこいつも偽善者みたいなこといってばっかりじゃん(笑)。おい、君たち! ほんとうに家主のことを心から考えているのかね!
ど:柿をブログに載せてもらうと嬉しいんだ。(笑)自分の土地に実った果実をばらまくの地主感あるね。
ま:ただ地主とかって掴みどころのない人が多いから、いくらグリップを握ったところで、よくわからないところで逆鱗に触れて出禁にされたり、急に梯子を外されたりすることもあるよね。それでもがんばって欲しい。
赤:メチャメチャわかります。どんなに誠意をもって信頼関係を築いたと思っていても地主は風が吹いただけでサッといなくなってしまう。他に専任を任せてしまう。
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■本ページの使い方
本ページはツイッター上で、多くの不動産航海士たちから集められたウル技を、「賃貸管理/大家」「売買仲介/買取再販」「開発/建築」と3つのブロックに分けた上で、全宅ツイの幹部メンバーたちが検証・解説するものである。