徳川家康に「何事もまず彼に相談する」と言わしめた、徳川四天王・井伊直政の人柄とは?
歴史上の人物を四柱推命で鑑定! 第24回 ~井伊直政~
続いて、十二運星を読み解いていく。
・「長生(ちょうせい)」
上品、おしゃれ、順応性が高く、穏やかな性格。とにかく他人から信用される。直政にはこの星が2つあることから、その性質が強まっている可能性がある。
直政が三方原に鷹狩りに来ていた家康に謁見したのは15歳のとき。直政の姿が、姿儀端好風神秀徹であったことからすぐに小姓とされ、家臣団に加わっている。また、天正14(1585)年、小牧・長久手の戦い後、秀吉は、実母である大政所を人質として送ったが、この大政所の警護を担当したのが直政であった。当時25歳であった直政は、毎日朝夕には岡崎城の大政所の元を訪れ、なにくれと世話をし、大政所に大いに気に入られたという。大政所が大阪に戻る際には、大政所の希望で警護を任されている。順応性が高く、人から信用される性格だったのだろう。
・「病(びょう)」
精神世界に関心があるロマンチストの星。また芸術性に長けている。武功と外交面の活躍が目立つ直政であるが、芸術にも精通していたのだろうか?
NHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」もそろそろ終盤に差し掛かる。直政役は、人気俳優の菅田将暉さんが演じる。家康の譜代大名の筆頭格となり、政治最高職の大老を排出する井伊家の礎を作った直政。当主として、徳川家家臣としての苦悩を考慮しつつ、強靭なエネルギーを発揮するまでの成長の過程を見守っていきたい。
■四柱推命とは?
古代中国で生まれた「過去、現在、未来」を予見する運命学のひとつで、陰陽五行説(いんようごぎょうせつ)をもとに、人が生まれながらにして持っている性格、能力、素質を理解し、その人の努力や経験で変わる後天的な運命までも予測することができる。
具体的には、生まれた日(生まれた年・月・日・時間)をもとに命式表(めいしきひょう)を作成し占っていく。なお、ここでは生まれた時間は鑑定に含めていない。
「国史大辞典」に記載されている生年月日を、「和洋暦換算事典」を用いてグレゴリオ暦に換算し鑑定している。
古代中国で生まれた「過去、現在、未来」を予見する運命学のひとつで、陰陽五行説(いんようごぎょうせつ)をもとに、人が生まれながらにして持っている性格、能力、素質を理解し、その人の努力や経験で変わる後天的な運命までも予測することができる。
具体的には、生まれた日(生まれた年・月・日・時間)をもとに命式表(めいしきひょう)を作成し占っていく。なお、ここでは生まれた時間は鑑定に含めていない。
「国史大辞典」に記載されている生年月日を、「和洋暦換算事典」を用いてグレゴリオ暦に換算し鑑定している。
■用語説明
日柱の干支:その人の本質を表す重要な部分
主星(しゅせい):月柱の蔵干通変星で、その人を表す最も重要な星。主に仕事運を表す。
自星(じせい):日柱の蔵干通変星で、その人のプライベートな部分の性格を表す重要な星。
日柱の干支:その人の本質を表す重要な部分
主星(しゅせい):月柱の蔵干通変星で、その人を表す最も重要な星。主に仕事運を表す。
自星(じせい):日柱の蔵干通変星で、その人のプライベートな部分の性格を表す重要な星。
<参考文献>
「徳川を支えた最強家臣」ジーウォーク(2017)