【激裏不動産】部屋で待つのはクジャクか美女か?賢い逢瀬部屋のつくり方《ウル技08》
納得できない商慣習を超えていく技[賃貸管理・大家編]
不動産の世界はしばしば海に例えられる。不動産に魅入られて挑戦した者の多くが海の底へと沈んでいった。それでも海に挑む者は後を絶たない。そこには見たこともない財宝が眠っているからだ…。
本記事は、不動産業界という大海を渡り、財宝を発見するための航海術を記した辞典であり、大手デベロッパー、大家、地主、ブローカー、地場管理会社の5人がそれぞれの立場で、奥深き賃貸の世界を語りつくしたものである【以下「全宅ツイ」メンバー参照】。
■会社名義であら不思議、魔法の言葉「経費」
【自宅じゃなくて社宅です】 中小企業経営では常識らしい。自宅を自らが経営する会社の持ち物にして、社長が社宅に住んでることにする。一応、税務当局が納得するような家賃を設定しとかんといかんが、減価償却費も計上できるよん。別荘? 違います保養施設ですぅ。
デベ夫人(以下・デ):うふふ。うちの役員がなんだかよくわからない目的で使ってる部屋も自社の高級賃貸マンションにいっぱいあるはず。一応、外国要人用の部屋とかなんとか言ってるけど…そんなん来ることあまりないから愛人だよね。
赤すぐり(以下・赤):ふけつ!
どエンド君(以下・ど):高い家賃のとこはだいたい社宅で法人契約ですよね。
デ:当社が管理しているマンションで広い専用庭がついてる物件があるんだけど、お金持ちがクジャクを放し飼いしたくて、自宅から昼間に餌をやりにいくのに近いからって理由で借りてくれてる。
赤:それも社宅扱い。
ど:クジャクのための社宅……。
デ:お金持ちが考えることはようわからない。でも、子供のお友達のママパパの話を聞くと個人事業主や外資金融にお勤めみたいな方は必ず自分の会社を持っててその名義で家を借りたり、車を所有したりしてしっかり経費にしてますね。
赤:お金のあるところに余計にお金が集まる好循環……。
ど:ここだけの話、実は、僕も…(小声)。
デ:ほら〜、やっぱり!!
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■本ページの使い方
本ページはツイッター上で、多くの不動産航海士たちから集められたウル技を、「賃貸管理/大家」「売買仲介/買取再販」「開発/建築」と3つのブロックに分けた上で、全宅ツイの幹部メンバーたちが検証・解説するものである。