「国宝」はいつから「国宝」になったのか
国宝びっくり豆知識①
Q国宝はいつからあるの?
明治30(1897)年に「古社寺保存法」が制定され、重要な文化財が「国宝」と呼ばれるようになった。その後、昭和4(1929)年に「国宝保存法」が制定され、「古社寺保存法」で指定された国宝は、「国宝保存法」における国宝となった。このとき宝物類が3705 件、建造物が845 件、国宝に指定されている。
戦後の昭和24(1949)年に、法隆寺金堂壁画が焼損したことをきっかけに「文化財保護法」が制定。このとき従来の「国宝」(旧国宝)は全て「重要文化財」とされ、翌年にその中から、あらためて「国宝」が選定された。これが現在の「国宝」(新国宝)の始まりだ。
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京都国立博物館 開館120 周年記念 特別展覧会「国宝」
会期:2017 年10 月3日(火)〜11 月26 日(日)
会場:京都国立博物館 平成知新館
開館時間:9:30 ~ 18:00(金• 土曜日は20 時まで) ※入館は閉館の30 分前まで。
休館日:月曜日(ただし、10 月9日(月• 祝)は開館、10 日(火)休館。
観覧料:一般1500 円(1300 円)、大学生1200 円(1000 円)、高校生900 円(700 円)
※( )内は20 名以上の団体料金。高校生以下、障がい者とその介護者1名は無料(要証明)