美術館以外で一番国宝を所蔵しているのは?
国宝びっくり豆知識②
「国宝」という言葉が誕生したのは、今からちょうど120年前の明治30年(1897)のこと。「すべてが国宝、数十年に一度というレベルの展覧会」と、大きな話題を集めている「国宝展」(場所/京都国立博物館)が開かれるなど、今、国宝への関心が高まっている。9月25日発売の『日本の宝』(KKベストセラーズ)から、「国宝びっくり豆知識」を紹介する。
Q国宝の数はいくつある?
国宝は合計で1101 件指定されている(2017 年8 月現在)。「美術工芸品」と「建造物」の2 分野に大きく分かれ、「美術工芸品」が878 件、「建造物」が223 件。
「美術工芸品」の分野はさらに7 種類に分けられ、「絵画」160 件、「彫刻」131 件、「工芸品」253 件、「書跡・典籍」225 件、「古文書」60 件、「考古資料」46 件、「歴史資料」3 件という内訳。重要文化財(国宝含む)が合計で1 万3128 件指定されているので、国宝の割合は約8% となる。
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京都国立博物館 開館120 周年記念 特別展覧会「国宝」
会期:2017 年10 月3日(火)〜11 月26 日(日)
会場:京都国立博物館 平成知新館
開館時間:9:30 ~ 18:00(金• 土曜日は20 時まで) ※入館は閉館の30 分前まで。
休館日:月曜日(ただし、10 月9日(月• 祝)は開館、10 日(火)休館。
観覧料:一般1500 円(1300 円)、大学生1200 円(1000 円)、高校生900 円(700 円)
※( )内は20 名以上の団体料金。高校生以下、障がい者とその介護者1名は無料(要証明)