しぐさや言葉遣いを丁寧にすれば、イライラがなくなる
誰にでもできるアンガーマネジメント②
しぐさ、言葉遣いが穏やかだと感情も穏やかになる
目に見えて、穏やかな人、怒りっぽい人がいます。あなたの身の回りでも思いつく人はいないでしょうか。
また、街でたまたま見かける人でも、なんとなく穏やかそうとか、気が強そうとかという印象を持つことはよくあることでしょう。
私たちは、実際のところ何を見てそう思っているのでしょうか。
それは、その人のしぐさだったり、振る舞いだったり、言葉遣いです。私たちは、その人の見た目上の正確を評価しているということです。
確かにしぐさや言葉遣いなどは表面上のものですが、一方でしぐさや言葉遣いを丁寧に穏やかにすることで、イライラがなくなることも知られています。
例えば、肩で風をきるような歩き方をしている人は、臨戦体制にあるので、怒りの感情を感じやすくなります。荒々しいしぐさや言葉遣いは、性格も乱暴にします。
穏やかにゆっくりと丁寧な言葉を使って会話をしていると、気持ちも落ち着いてくるのでイライラしなくなります。
穏やかに振る舞うことで、実際に気持ちを穏やかにさせることができるのです。
このように私たちの気持ちはしぐさや言葉遣いといった、目に見える行為に大きく影響を受けます。
イライラしない人は、そのことをよく理解しているので、普段から自分を上手にコントロールするために穏やかに振る舞います。
穏やかなしぐさ、言葉遣いを意図的に使ってみるだけで、アンガーマネジメントの効果を実感できるはずです。
<『誰にでもできるアンガーマネジメント』より構成>
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