【激裏不動産】遊びも部屋探しも「インスタ映え」が決め手? 部屋を広くする方法《ウル技09》
納得できない商慣習を超えていく技[賃貸管理・大家編]
不動産の世界はしばしば海に例えられる。不動産に魅入られて挑戦した者の多くが海の底へと沈んでいった。それでも海に挑む者は後を絶たない。そこには見たこともない財宝が眠っているからだ…。
本記事は、不動産業界という大海を渡り、財宝を発見するための航海術を記した辞典であり、大手デベロッパー、大家、地主、ブローカー、地場管理会社の5人がそれぞれの立場で、奥深き賃貸の世界を語りつくしたものである【以下「全宅ツイ」メンバー参照】。
■お部屋だってキレイに見られたい
【狭い部屋を広くする技】 ネットの部屋写真を見て決める入居者が倒せない。そんな大家さんは広角レンズを装備、さらに窓サッシに座って後ろにそりかえって、奇跡の一枚をゲットだ!なお失敗して落ちるときは敷地の外に落ちないと、資産価値を下げるから気をつけよう。
どエンドくん(以下・ど):今はネットで部屋探しが普通なので、掲載写真は大事ですよね。
赤すぐり(以下・赤):5畳洋室+変なロフト階段の部屋を広くみせるのとか、腕の見せ所です。普通に立ったまま取るとめっさ狭く見えてしまうので、しゃがんで部屋を舐めまわすように……そう……ヌード写真を撮るように……。
ど:とんでもない広角レンズを使って、壁が斜めになってる会社さんとかもありますよね。
赤:でもあんまり飾り立てすぎるとかえって信頼できない印象になってしまうかもです。お客さんにもバレバレですよ。うちは広角レンズはやりすぎなので使いません。
ど:ほかにどんなパネマジ技がありますか?
赤:リビングを撮る時、壁や柱を画面に入れないように空間だけを撮ること。サイドに壁らしきものが写り込んでしまうと、一気に狭く見えてしまいます。しゃがみこんで天井を高く見せるのは定番ですかね。 何十枚も撮って「奇跡の一枚」を絞り出します。
ど:お仕事、カメラマンの方でしたっけ…。
赤:それとバスルームが狭い場合は脚立に乗って真上から撮る方法もあります。弊社190㎝の巨大部長の得意技。 そうすると狭さを感じない。
ど:これは今日から使えるウルテクだ! こんど自分の募集物件でやってみます。
[激震]ビフォーアフター あらゆるアングル、構図を試した先に奇跡は起こる! 担当者の想いが物件が持つ力を最大限に引き出す。 ※Before/After写真のイメージ
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■本ページの使い方
本ページはツイッター上で、多くの不動産航海士たちから集められたウル技を、「賃貸管理/大家」「売買仲介/買取再販」「開発/建築」と3つのブロックに分けた上で、全宅ツイの幹部メンバーたちが検証・解説するものである。