鹿島・金崎夢生「フォワードとして僕はまだまだ物足りないと思う」
金崎夢生独占インタビュー第三回
プレーを見て感じてほしい
――そうですね。いろいろと深く考えながらプレーされているのを感じましたが、鹿島に来て以降、メディアの前でそういう部分を出すことはあまりないように思います。それは話す言葉がうまく伝わらないと感じるからですか?
金崎 まぁ、それを感じる時はありますが、プレーを言葉で上手に説明できないんですよね。もちろん僕が言葉足らずな部分もありますが、プレーを見てくれた方、その人が感じるように感じ取ってほしいというか。僕のプレーを見て本当に自由にその人が感じるように感じてもらえればいいなと。
こう伝えてほしいと思うことはないですけど、伝えることが難しいなとは思います。伝えてくれる人と24時間一緒にいるわけではないので、例えばさっき言われたように本当に選手が伝えたい事を文章で、しかも決められた何文字で伝えることは難しいなとは思います。だから今回も取材して感じた部分を素直に書いてもらうのが一番良いかなと思います。
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――頑張ります。少し話が変わって日本代表です。日本代表への思いは相変わらずありますか?
金崎 代表でやりたいという気持ちはあります。普段できない選手とプレー出来るので、そういう楽しみもありますね。
――代表の時はクラブでやっている時と少し感覚は違ってきますか?
金崎 そうですね、変わりますね。少し個人に寄ってしまう部分もありますが自分としては代表でも、出来るだけ鹿島のように「チームで勝ちたい」という気持ちにもっていけたらいいなと思っています。
生き残りとか色々言われるので、やはり個人個人になりがちな部分はあって、それは当然だと思うんですけどね。
――ハリルホジッチ監督の印象はどうでしたか?
金崎 身体、大きいなぁって思いました(笑)
――鹿島だと大岩監督と1対1でお話できますが、ハリルホジッチ監督とは言葉の関係で難しいと思うのですが、そういった部分で自分を出しきれてないと感じることはありますか?
金崎 難しいと感じる時はありますね。ドイツやポルトガルに移籍していた時もそうですが、通訳の方の顔を見てお互い話すので、1対1で話せたらいいなと思うことはありますね。
――鹿島サポーターもサッカーファンも代表入りを期待していると思います。では最後に、現在、二連覇が凄く近い所にあると思いますがいかがですか?
金崎 選手が変わっているので、みんなも二連覇っていう意識はしていないんじゃないですかね。やっぱりその年の、このメンバーで獲った優勝っていう風に僕とかは凄く思うので。今は単純に目の前の一試合、一試合が本当に大事だと思っています。2位以下の順位は関係無いです。間違いなく自分達次第なので。
――ありがとうございました。
金崎 ありがとうございました。
【第二回:金崎夢生独占インタビュー・点を決めて褒められるより嬉しいことがある】
【第一回:「変化することに恐れはない」テクニシャンからストライカーへ。金崎夢生独占インタビュー】
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