『女性限定の緊縛イベント』で…不定期でモデルになった29歳OLの真実
裸になるまでの分岐点 第1回 私大文系卒・29歳OL
女王様の素人調教ショーに出演
何度か講習会に参加するうちに、仲良しの常連さんもできました。その中の1人に写真を趣味にしている方がいて、「撮影してみないか」という話になりました。私はそれまで家族の記念写真や友だちとのスナップ写真くらいしか撮られたことがありませんでしたから、自分が被写体になるということはとても新鮮に感じました。
私はお店でお客さんと遊ぶときや、マスターの縄を受けるときは、いつも襦袢姿でしたし、かんたんな着付けもできるので、撮影は「着物でやろう」ということになりました。緊縛はマスターにお願いして、太ももを支点にした逆さ吊りに。ポーズは撮影時に三人で話し合って決めました。出来上がった写真は私が考えていたよりもずっとアートっぽく、きれいに撮っていただきました。
また、お客さんから別のお店を紹介していただくこともありました。そこで一度だけショーに出演したことがあります。女王様の素人調教ショーです。そこでは縄はつかわずに拘束具で体を固定し、いくつかの種類の鞭と蝋燭、それからローター責めといった内容でした。
モデルや撮影の経験から、他人に見られることに抵抗はありませんでした。それに女王様は経験豊富な方で、こちらの反応をよく見ながら責め方を加減していただいたので、安心して楽しめました。
再就職が決まってからは、時間の余裕がないのでなかなかお店に顔を出せなくなってしまいました。そのため、モデルの方も休業中です。
私としては、実はまだ緊縛モデルを「卒業した」とは思っていません。とはいえ仕事の忙しさと、体力的な問題と、あと「職場にバレたらマズイ」ということがネックになっていて、再開する予定もないのが現状です。