「もっとファンが欲しかった」全国誌でヌードを披露した舞台女優の先にあったもの
第3回 地下アイドルが裸になる理由
知識がないまま撮影の現場へ
様々な思いを抱えつつ、撮影に挑んだ彼女。撮影中はどうだったのか聞いてみた。
「最初はカチコチでした。でも段々と撮影に慣れてくるとポーズとかもできるようになって、カメラマンさんに褒められたのを覚えてます。ただ泊まりでの撮影の時は生理と重なってしまって本当に散々でした。生理痛のせいでほとんど動けなかったんですが、よく無事に撮影終了できたなって思います」
実際にヌードを撮影する時は、何か心境に変化はあったのだろうか。
「部屋から上着を着て出て、指定された場所で脱ぐんですよね。だから部屋から出る瞬間は本当に緊張しました。ただオドオドしてたらスタッフさんに怒られるので、滞りなくやろうと頑張りました。嫌だって言ったところで、もう人が動いているので止められないですし。スタッフも、私ももう大人ですしね」
ただ、撮影中に『こうしておけば良かった』と思ったことがあったという。
「私、撮影の知識が全然なくて。前貼りという存在を知らなかったんですよ。撮影スタッフ全員に上半身だけでなく下半身も私のありのままが見られちゃって(笑)。今思い出しても、本当に恥ずかしいです。ヌード撮影をする時は、必ず前貼りは必要だなって。あと、生理が撮影と被ったらピルを飲むのも鉄則ですね」