ヒロシ「毎朝頭痛が…」辛かった営業マン時代
ヒロシさん11月毎日更新 Q6 営業マン時代の経験を教えてください!
人見知りなのに営業マン
大学卒業後、半年間だけ保険会社で営業の仕事に就いていました。ホストは別にして、これが僕の唯一の社会人経験ですね。
でも就職する気なんてなかったんですよ。ある日親に「バイトの面接があるから行ってこい!」と言われまして、向かったらその保険会社の社員採用の面接でした。そんな感じで入ったんです。
でもその会社にいたときはとにかく辛かった。周りは有名大学を出たエリートばかり。営業で入った僕とは住む世界が違う感じで、話も合わない。会社に行っても誰もしゃべる相手がいませんでした。
自分の「人見知りぶり」を痛感させられたのもこの頃です。いやうすうす気づいてはいました。小学校、中学校、高校、大学と進むにつれ「俺って人見知りなのかな」と思う機会が増えてきた。それで社会人になって、営業でしょ。知らない人にバンバン電話かけて、会いに行って…自分にはとてもできないわけです。そこで「ああ、俺ってやっぱり人見知りなんだ」とダイレクトに気付かされました。
身内を加入させてやっと辞められた
結果入社して1ヶ月もたたないうちに、毎朝頭痛がするように。ガンガン、ガンガン…偏頭痛みたいな症状です。結局会社には、1回目の給料が振り込まれたのを最後にして行きませんでした。無断欠勤です。そしたらある朝、僕が家で寝ていると支店長がやってきて叩き起こされました。「もうちょっと頑張れ。仕事はボランティアじゃないんだよ。せめて少し契約をとってから辞めてくれ」と気合を入れられました。それで身内をある程度保険に加入させて辞められたんです。
ホスト時代もそうですけど、営業マン時代も、「この時の苦しい経験が今に生きている」なんて、いい話は出てこないんですよね。なんたって、当時の僕は全く売る気がない営業マンでしたから。
学んだこと…あえて言えば社会の仕組みを少し知れたことでしょうか。保険会社も、結局営業マンの身内を数人契約させれれば、その人が辞めても会社は回っていくんだなと。
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撮影協力:東京ベイ有明ワシントンホテル