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美容としての自毛植毛|コロナ禍で変化する薄毛治療と、新たな活用法

植毛の進化論「薄毛は隠すから治す時代」へ 〜自分に合った治療法の見つけかた〜

■髪の悩みを解決するなら「今のうち」

 

 また、リモートをきっかけに薄毛治療を「決心」する人も多いという。治療を検討しつつも人目が気になっていた方にとって、今は髪の問題を解決する絶好の時期なのだとか。

自毛植毛

「営業職の方などに顕著ですが、頻繁に人に会われる方はなかなか治療をするタイミングが無かったとおっしゃいます。ところが、在宅勤務も増えた今なら…と治療に踏み切る方が増えています」(音田氏)

 自毛植毛はメスを使わず、翌日にはシャンプーが可能な上、高い生着率で仕上がりも自然な治療法だ。しかし、術後には一時的とはいえ「ショックロス」という抜け毛症状が出ることなどもあり、対面で仕事をする方にとってはハードルが高かったのが現実だ。そういった方が「植毛するなら今のうち」と考えているのは頷ける。また、この「人に会う機会が少ない」ことを好機と捉えた20~30代の若年層の来院数も増加傾向にあるという。
 ただし、治療の際には効果を最大化するために、いくつかの注意が必要だ。

「頭皮や毛量、生え方は一人ひとり違います。どの毛をどこに移植するかは状態を見ながら、適宜調整しつつ行う必要があります。これは、安価な機械的なロボットには不可能な作業ですので、治療をお考えであれば、確かな技術力を持ったクリニックへご相談していただきたいです」(音田氏)

 髪の悩みに関する情報は玉石混交、溢れている。正しい情報と、適切なパートナー選びには慎重を期してもらいたい。

 

■髪の課題解決がもたらすもの

未来

 そもそも薄毛は病気ではなく、髪の悩みには定義もない。だからこそ、治療であれ美容であれ、自分にとってそれが悩みであれば改善すれば良いと音田氏は話す。悩みが解消されることで、公私ともに自信を持った生活や人生へつながるからだ。

「外見に自信を持つことで、ポジティブなマインドへと変わることが薄毛治療のゴールです。恋愛に積極的になれた、仕事に対して度胸がついた。大げさに聞こえるかもしれませんが、髪を再分配する自毛植毛によって、髪だけではなく人生すら変わることもあります。特に若い方や女性は薄毛の悩みを解消することで、多くの可能性が拓かれる印象があります」(音田氏)

 自毛植毛がもたらしてくれるのはフサフサの毛髪だけではなく、人生を好転させる自信でもあるようだ。

 かつては治らなかった「薄毛」は治せる時代に入り、その技術を活用した美容としての植毛もはじまっている。永く厳しいコロナ禍ではあるが、髪の悩みを抱える人にとって、選択肢は増えていると言えるだろう。
 ただし、「薄毛は放置しておくとどんどん進行してしまう」ことを忘れないでいただきたい。

 

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音田先生が総院長を務める「親和クリニック」
公式HPはこちらから

自毛植毛

『植毛の進化論! 本気で薄毛に向き合う人が読む本』/著◉音田正光

自毛植毛

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音田 正光

おんだ まさみつ

医学博士

医学博士。親和クリニック総院長。医療法人社団三幸音和会理事長。
大学を卒業後、一般外科、消化管外科、乳腺内分泌外科の臨床および分子生物学、腫瘍学の研究に従事したのち植毛手術を開始。10数年間で、前半の約5年間はFUSS手術をメインに執刀。症例数は1000例超、その後はFUE手術を行い症例数は約3000例に上る。平成20年、採取に動力パンチを用いたFUE手術に関する論文を執筆し、この分野の先駆的報告となった。
得意な自毛植毛手術はハイスピードメガセッション、Super Dense Packingによる高密度移植、女性型脱毛症の治療、フェイスリフト傷跡への毛髪移植手術、フェイスリフト後のもみあげ変形修正術。
短時間での大量移植、高密度移植の技術は患者だけではなく国内外の毛髪医療関係者からも絶大な支持を集めている。

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