ヒロシ その「ネガティブ」キャラはホンモノか
ヒロシさん11月毎日更新 Q16 失礼を承知で聞きます。ヒロシさんは本当にネガティブなんですか?
ホンモノです!
よく「本当にネガティブなんですか?」と聞かれますが本当です。常に最悪のシミュレーションばかりしてます。この前の長距離トラックの仕事を躊躇した話*なんかまさにネガティブがなせるわざで。「トラック運転手って僕なんかとは正反対の人種」とか「たまに無線とかかかってきて、取ると『いよ~う、ヒロシです!?』とかモノマネされるんじゃないか」「荷物の積み下ろしのときに、他の運転手にタバコ休憩で絶対絡まれる」とか色々と考えてしまうんです。
【*参照記事:ヒロシ もし自分がトラック運転手になったら…】
こんな感じで僕は紛れもなくネガティブ人間です。でも一方で、「本当にそうなの?」と感じてしまうフシもあるんです。
というのも、これまでの人生を振り返ってみると、ターニングポイントとなる時期には割と大胆な決断をしていたんです。これは自分でも不思議。人と話すことが苦手で、保険会社の営業マン時代も苦労しました。それなのに脱サラ後にはお笑い芸人を目指したり、酒も飲めないのにホストクラブで働こうとしたのもそう。結構リスクを取る決断もしていて、我ながら何でなのかわからないですよ。
「自分の人生に大きな期待をしていない」から大胆になれた
今回こうやって話していて気づいたんですが、「自分の人生に大きな期待をしていない」からこそ、リスクが取れるのかもしれない。だって人間、「もうこれ以上悪くならない」と思ったら大胆な行動が取れるでしょう?
その点芸人は、人生を賭けた大博打みたいなものですからね。もともと芸人は小さい頃から憧れていた職業でした。でも本格的にスタートしたのは、保険会社の営業を辞めてからです。ホストを始めたのももうお金がなくて、しかも相方が芸人を辞めた時期とも重なったんです。
「行かざるを得ない」状況になったからこそ、リスキーな決断ができたのかもしれません。そう考えると、大胆な決断をできたのは、やっぱりネガティブな性格だからなのかもしれませんね。
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撮影協力:東京ベイ有明ワシントンホテル