本格的ブスは美容整形手術する方がいいけれども、そうしたくないなら、自分のコスモを上げる(藤森かよこ【馬鹿ブス貧乏】⑧)
容貌は女の人生を決める [苦闘青春期(37歳まで)]
「誰も本当のことを言わないから、ブスで馬鹿な私が本当のことを言う!」と元祖リバータリアン(超個人主義的自由主義)でアイン・ランド研究の第一人者である作家・藤森かよこ氏がペンで立ち上がった。
氏のものした『『馬鹿ブス貧乏で生きるしかないあなたに愛をこめて書いたので読んでください。』(KKベストセラーズ)は4刷を超え(以下、「馬鹿ブス貧乏」と表記)、多くの女性を勇気づけた「革命の書」である。アラフォー読者からの要請が殺到。今月21日より、第2弾『馬鹿ブス貧乏な私たちを待つ ろくでもない近未来を迎え撃つために書いたので読んでください。』が出版される。
そこで、今回、藤森氏のご厚意に預かり『馬鹿ブス貧乏』の長いまえがきから第1章まで再構成し、「若いほど」役立つと低スペック女子が37歳までにやるべき本当のことを転連載で教えてくれる。まさに「馬鹿ブス貧乏」で生きるしかない女性が最高に幸せになる本当のサバイバル術である!
■本格的ブスは美容整形手術を受ける
私は、本格的なブスで馬鹿で貧乏な女性には、美容整形手術を薦める。医療技術で是正できるのならば、どんどんその技術を有効利用すべきだ。青春期のブスの女性は、借金してでも自分の顔を構築しなおすことだ。
本格的ブスの親は、責任を持って娘の美容整形手術代を負担するべきだ。製造者責任というものがある。冗談で言っているのではない。
ただし、美容整形外科医の選択は重要だ。医師もピンからキリまである。よくリサーチして医師と病院を選ぼう。費用が安いからという理由で、外国に行って手術を受けないように。安かろう悪かろうだ。
言うまでもないことだが、あなたがブスで、かつ常軌を逸したデブならば、まずは絶対に痩せるべきだ。デブになると、すべてが台無しになる。デブは疲れやすい。デブは何を着ても似合わない。デブは見てるだけで暑苦しい。デブでいると、人生を投げやりに生きてきたように見える。子どもの頃からスナック菓子しか食べてこなかったように見える。つまり親が馬鹿で無教養であったと思われる。
言いたくないけれども、デブは時に社会の迷惑でもある。夏場は、いかにも暑そうで、見る者に不快感を与える。新幹線の席の隣にデブが座ると非常に窮屈だ。飛行機の座席の隣にデブが座ったら悲劇だ。
■美容整形手術をしたくないか、できない場合
とはいえ、あまりに貧困で、優秀な美容整形外科医から手術を受けることもできない場合は、どうするか。手術費用を貯金するのに時間がかかりすぎる場合は、どうするか。どうしても美容整形手術に抵抗を感じる場合は、どうするか。
その場合は、自分の「コスモを上げる」しかない。敢えてブスを引き受けて明るく堂々と生きる自分を創るしかない。他人の目を気にしない水準まで自分の精神を上げるしかない。
そのためには、是非とも水野敬也(みずの けいや)著『顔ニモマケズ』(文響社、2017年)を読もう。この本は、先天性の病気のために顔が変形している人や、アルビーノ(白子:しらこ)の人など9人からのインタビュー記事で構成されている。彼らや彼女たちが、「見た目が9割の現代社会」において、どう生きてきたのかを探っている。この本はあなたに生きる勇気を与える良書だ。
ところで、これも事実だが、酷(ひど)いブスと言っても、見慣れてしまえばどうということはない。私が小学生低学年の頃に、顔面が火傷(やけど)で目鼻立ちがよくわからないような顔立ちの女性が、近所の文房具店の奥さんだった。はっきり言って「お化け」に近い顔立ちだった。親から聞いた話によると、その奥さんは「広島の原爆の被災者」だったそうだ。昭和30年代のことだ。
しかし、私はその奥さんのことをイヤだとも怖いとも思わなかった。その奥さんは、いつも和服を身につけ割烹着(かっぽうぎ)をつけていた。その姿が子ども心に見ても優雅だった。立ち居振る舞いに品があった。言葉使いが非常に優しかった。魅力のある女性だった。だから、私はその文房具店に行くのは楽しみでもあった。
まあ、あなたがブスでデブだからという理由で、あなたに冷たくする人間など相手にしなくても生きてはいける。これは事実だ。そんなこと気にしない人々もそこそこいる。これも事実だ。
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年末年始「最大」の問題作
低スペック女子(馬鹿ブス貧乏)
「ホンネ」の生き残り術第2弾‼️
藤森かよこ・著
『馬鹿ブス貧乏な私たちを待つ ろくでもない近未来を迎え撃つために書いたので読んでください。』
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