意外と世間はちょろい。ビックリするほど何も考えていない。だから馬鹿ブス貧乏なあなたにもつけ入る余地がある!(藤森かよこ【馬鹿ブス貧乏】⑫)
仕事について [苦闘青春期(37歳まで)]
「誰も本当のことを言わないから、ブスで馬鹿な私が本当のことを言う!」と元祖リバータリアン(超個人主義的自由主義)でアイン・ランド研究の第一人者である作家・藤森かよこ氏がペンで立ち上がった。
氏のものした『『馬鹿ブス貧乏で生きるしかないあなたに愛をこめて書いたので読んでください。』(KKベストセラーズ)は4刷を超え(以下、「馬鹿ブス貧乏」と表記)、多くの女性を勇気づけた「革命の書」である。アラフォー読者からの要請が殺到。今月21日より、第2弾『馬鹿ブス貧乏な私たちを待つ ろくでもない近未来を迎え撃つために書いたので読んでください。』が出版される。
そこで、今回、藤森氏のご厚意に預かり『馬鹿ブス貧乏』の長いまえがきから第1章まで再構成し、「若いほど」役立つと低スペック女子が37歳までにやるべき本当のことを転連載で教えてくれる。まさに「馬鹿ブス貧乏」で生きるしかない女性が最高に幸せになる本当のサバイバル術である!
■意外とちょろい世間
あなたは馬鹿だから、何事においても抜かりないエリート集団で運営されるような大企業とか官庁に就職できるはずはない。だから、職場におけるすさまじい競争や同僚や上司にビビることはない。ビビっているふりをするのはいいが。あなたが恐れるほど優秀な人は、あなたが参入できる類の労働現場にはいないから大丈夫。
今のあなたには、まだわからないでしょうが、世間の人々というのは、学校を卒業したら、全く勉強しない人が多い。世間からエリート集団と目されているような組織の人々でさえ、大学を出たら、いっさい勉強しない人間が多い。考えることは保身だけの類の人々が多い。
だからこそ官公庁の不祥事がある。国家公務員試験は、キャリア用はもちろん、ノンキャリアの専門職試験でさえ非常に難しい。あなたの頭では絶対に絶対に合格しない。そのような優秀な官僚たちで構成されていても、官公庁は変なことをする。
ましてや、エリートなどいない組織に属する人々は、あなたが思っているよりも、はるかに愚かだ。自分の愚かさを自覚できないくらいに愚かだ。生き生きと生きているようで、実は機械的に自動的に動いている。
人間は意外とロボットだ。決まりきったようにしか動かない機械だ。部品が多いような機械、たとえば自動車だと、同じように製造されても一台一台に微妙な差が出てくる。人間を構成する部品は自動車など比ではないくらいに多いのだから、個人差が非常に大きい。それでも、やはりロボットのように決まりきった行動で生きている人間は多い。
であるからして、ブスで馬鹿で貧乏なあなたでも、つけいる余地がある。意外と世間はちょろい。どれくらいちょろいか、よく観察しよう。
あなたが弛(たゆ)まず向上心を持ち続け働いていれば、職場においてあなたなりの存在感を示すぐらいはできるようになる。
賃金労働に取られる時間は長い。一日のうち三分の一は賃金労働にあてられる。集中力なく機械的に仕事をしていると、あなたの青春そのものが浪費される。自宅の次に長い居場所である職場におけるあなたの立場を決定するのは、あなたの仕事への関わり方だ。
大丈夫です。馬鹿でもやってゆける。自分が馬鹿であると自覚できないままに日々を浪費する人々が意外と多いので、あなたが、ちょっと抜け駆けできる可能性は大きい。
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年末年始「最大」の問題作
低スペック女子(馬鹿ブス貧乏)
「ホンネ」の生き残り術第2弾‼️
藤森かよこ・著
『馬鹿ブス貧乏な私たちを待つ ろくでもない近未来を迎え撃つために書いたので読んでください。』
12月21日より全国書店・アマゾンほかにて発売‼️
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