ヒロシ 自分の人生は自分で「選べる」
ヒロシさん11月毎日更新 Q30 今日会社に行きたくないな。そんな朝。ヒロシさんならどうしますか?(後編)
今いる世界は思ったより狭い、もう僕らは「選べる」
僕って小学生の頃いじめられていたんです。本来それを止めるべき教師にもいじめられていて、親にも話せなかった。今思えば本当にくだらない狭いコミュニティの中でいじめられていただけなんです。田舎の外れにある一クラスの中で。でも当時の自分にとってはそこが世界の全てだった。
会社も学校より少し規模が大きくなっただけで、同じような小さな世界だと思うんです。でも小学生と違って、もう大人じゃないですか。そこは自分で「選べる」んです。そう言っている僕も、小学校の時はまだしも、ホストの時も逃げられなかったですけどね。だからこそ、どこにでも行けたなという思いがある。そして、違う場所に行けば、まったく違う世界が待っている。
僕は、売れてしばらくして一度心神喪失してしまい仕事が出来ない状態になっていました。このままでは、自殺も考えてしまうと思い事務所に「一旦休みたい」と言ったんです。10何年頑張ってきてやっと売れたので、周囲から「何で?」とも言われました。おかげで、仕事は激減しましたけど、自分が壊れてしまうことを考えたら、後悔は全然していないんです。
行動した先に何かいいことが待っている
話を戻しますが、思い切ったことですが外国に行ってみてもいいと思いますね。僕の理想は、自分のやりたいことをやって生きること。でも、リスクはつきまとうという覚悟も必要です。今の会社を辞めて別の就職先を見つけることは大変かもしれません。でも、ひょっとしたらそこに美人がいて、何かいいことがあるかもしれないじゃないですか。それくらいのスタンスでいいと思うんですけどね。
あと自分一人で生きていくことができる基盤を作れたら最高ですよね。今ネタを作ること以外にも動画編集をしてユーチューブのチャンネルを作ったり、中野坂上でヒロシのお店の経営もやっています。大変ですがとてもいい経験になっています。もともと、自分のやりたいことをできる環境を作りたかったからでもあります。最初はビビっていましたけど、必要最低限の生活は出来ているし、なんなら金銭的にもプラスになるときもあります。だから、踏み出してよかったなと。
人生ってそんなに長くないですからね。嫌なこと続けたり、我慢しなくてもいい日があっていいと思います。僕もあっという間に45歳。ブレイクしたときからは15年近くたちますけど、今が一番楽しいです。
来月の30問30答は、川崎フロンターレ・中村憲剛選手が登場します!
KEYWORDS:
撮影協力:東京ベイ有明ワシントンホテル