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川崎F・中村憲剛 今季キャプテンじゃなかったからできたこと

中村憲剛選手12月毎日更新 Q4 今季でプロ15年目。チームメイトに対する働きかけは、変わってきましたか?

2003年の入団以来、川崎フロンターレ一筋できた中村憲剛選手。キャプテンも経験しましたが、長いキャリアの中でチームメイトへの働きかけはどのように変わってきたのでしょうか。

最年長としての立ち位置

 当たり前だとは思いますけど、自分の立ち位置によって変わってきましたよね。それこそプロ1、2年目のときは、偉そうなことを言ったところで、誰も意見を聞いてくれないだろうし、自分から発言することもほとんどなかった。まずは自分が良くなること、成長することが、チームが良くなることだと思っていましたから。

 昨季まではキャプテンをやっていましたけど、今季から(小林)悠がキャプテンになり、少し気楽にはなりました。自分のプレーに、より集中できるようになったので。

 もちろん、キャプテンではなくなったとはいえ、勝敗の責任は担っているつもりです。ただ、悠もキャプテンをやることで成長しましたし、(副キャプテンの谷口)彰悟も成長した。振り返ると、改めて自分自身のプレーに集中できたシーズンだったなと思います。

 キャプテンから外れたことで最初は、周囲からもいろいろと言われましたけど、こういう成長の仕方もあるんだなということを今は実感しています。

 
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中村 憲剛

なかむら けんご

プロサッカー選手。川崎フロンターレ所属(背番号14)。

1980年10月31日生まれ。東京都小平市出身。6歳のときに府ロクサッカークラブでサッカーを始め、小金井第二中学校、都立久留米高校、中央大学を経て、2003年に川崎フロンターレに加入。2016年、歴代最年長の36歳でJリーグアウォーズ最優秀選手賞を獲得。プロ15年目を迎えた2017年現在も、チームの中心選手として活躍中。


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