《沖縄都市モノレール~ゆいレール》線路がないのに電車がゴッソリ!謎の沖縄ハイサイ~「てっぱく」レポート【女子鉄:27番線】
すべての鉄道を乗りつぶした唯一の女性芸能人が行く、沖縄鉄道の旅2回目
元祖鉄道アイドル、今は「鉄旅タレント」として鉄道をアツく語る、木村裕子が日本各地の魅力的な路線を紹介する“女子鉄ひとりたび”(『女子鉄ひとりたび』著・木村裕子より)。西九州のドラマチックな旅を終え、裕子の新たな旅行先は沖縄本島。沖縄と言えば、かつては県営鉄道が縦横に走っていた歴史が残っているが、現在は唯一、ゆいレールがあるだけ。一見、鉄道には縁が薄いように思える場所で、彼女は何を見つけたのか? そこには意外なお宝が眠っていた?
■なぜここに、こんな車両が!?
那覇空港に着くと1月なのに暖かく、半袖でいいくらいの陽気。今朝の東京の風はあんなに冷たかったのに、同じ日本でも別世界の楽園に来たみたいだ。
まずは、那覇空港から徒歩10分の「ゆいレール展示館」へ。展示館は本社の中にあり、警備員もいない門を通ってゆく。
「勝手に入っていいのかな?」と、おそるおそる境界線に右足だけを入れてみた。
何も起こらない。
入り口から、沖縄らしい自由と大らかさを感じたが、この解放感は入り口だけではなかった。車庫はシャッターが開いていて、中が丸見えだ。作業員さんも誰もいない静かな空間で、分解された床下機器やゴムタイヤや車体が並ぶ。
ふと、この車庫も入れてしまうのではないかという気持ちがよぎったが、さすがに自制して、遠くから観賞した。
展示館も人がおらず、貸切状態だ。展示数が400点以上もある館内のラインナップはおもしろさが詰まっていた。
Nゲージコーナーには、ディーゼルの特急つばさ・ボンネットタイプの車両。きっぷコーナーには、豊橋鉄道(とよはしてつどう)の記念きっぷや小田急のフリーきっぷ。
サボや愛称板コーナーには、京浜東北線の東十条(ひがしじゅうじょう)駅の行き先表示板や、特急「はつかり」の乗車口案内板など、沖縄以外の鉄道グッズのお宝が目白押し。
本州と線路はつながってないのに、展示館からは全国へつながっていた。
なかでも一番貫禄があり、見入ったのは大阪~鹿児島間を結んでいた寝台特急「なは」のヘッドマークだ。
この列車は、当時アメリカ占領下に置かれていた、沖縄県那覇市が名前の由来となった。走行区間にない地名が列車名となった珍しいブルートレインだったけど、今こうしてこの地に掲げられている。
「なは」のヘッドマークが、「ナハナハ」と笑っているように見えた。
那覇空港に戻り、いよいよゆいレールの那覇空港駅へ。ターミナルビルから駅までは屋根のある歩道橋が続いている。途中には動く歩道もあって、荷物が多くても安心。改札横には、「日本最西端の駅」の碑が立っていた。
駅ナカには35コーヒーという、見慣れないコーヒーショップがあった。お店の人に聞いてみたところ、沖縄の珊瑚(さんご)の成分が入ったコーヒーとのこと。珊瑚ってどんな味がするんだろう? 帰りにお土産として買ってみようかな。
券売機でフリーきっぷを購入する。これで1日乗り放題だ。せっかくなので、当時15駅だった(現在、19駅)ゆいレールの全駅下車にチャレンジして、全てを見尽くすことにした。
ゆいレールは日中でも8分間隔で運転しているので、駅めぐりはしやすい。全駅に記念スタンプが設置されていて、収集する楽しみもあった。
(28番線へ続く)
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■木村鉄道株式会社より大幅なダイヤ改正のお知らせ(鉄旅タレント卒業します!)
木村鉄道株式会社の社員のみなさん、関係者のみなさん、いつも応援して下さっているみなさんへご報告です。
わたくし鉄旅タレント木村裕子は、来年2021年5月30日(日)を持ちまして、鉄旅タレントから心理のお仕事へ大幅なダイヤ改正(肩書変更)することといたしました。
私には10代の頃、「芸能人になりたい!」と「心理に関するお仕事をしたい!」という2つの夢がありました。
19歳のときに「芸能人行き」の列車を選び、そこでやってみたい夢リスト100個を作って挑戦した結果、なんと芸歴19年でその100個を叶えることができました。
この100リスト達成をキッカケに、昨年からもうひとつの夢だった心理に関するお仕事を副業で始めたところ、有難いことに徐々にお客さんが増えていき、そちら1本で生活できるまでになりました。
心理の仕事の詳しい内容は、
★公式HP 「虐待で育った私が世の毒親問題をめった斬る!毒親との正しい戦い方教えます。」
★概要 30歳まで母の教え「お前は幸せになってはいけない」を守り続けたおバカ。19歳で家出、34歳で親と縁を切るなどを経て現在良好な親子関係に。その経験を生かしてブログ更新中♪ を参照してください。
そのためここでいったん鉄旅タレントに区切りをつけて、30代最後の挑戦として肩書きを変え、新型列車「解毒案内人」行きへ乗り換えすることを決めました。
肩書きは変わりますが、今まで同様、事務所はマセキ芸能社になります。
今後の鉄道関係のお仕事は、
肩書き:解毒案内人 名前:木村裕子 趣味・特技:日本の鉄道を完乗したレベルの乗り鉄(元鉄旅タレント) 主な活動:執筆、講演会、無料・有料相談、メディア出演など
という立場でもご依頼頂ける場合には、喜んでお受けさせていただきます!
(※いったん鉄道関連のお仕事をリセットするため、現在のレギュラーのお仕事は、来年5月末までに卒業という方向で話し合い中です。)
19歳のとき、「芸能界にコネもない、お金もない私がどこまで行けるか!?」と宣言し、ここまで木村鉄道に乗車&応援して下さったみなさんには本当に本当に本当に本当に本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
そのため、今後のコロナの状況にもよりますが、あと半年間で出来るだけ全国あちこちでみなさんと会えるイベントやオンラインイベントが出来ればと思っています!
そしてイベントやメディア等への出演案件がございましたら、ぜひお声がけお待ちしています♪
リニューアルまであと半年、よろしくお願いいたします!
※木村鉄道の廃線ではありません。笑
■映画「電車を止めるな!~のろいの6.4km~」 木村裕子役で出演させて頂きました
廃線寸前の鉄道会社が企画した、起死回生の「心霊電車」企画
カメラを前に社員全員で必死に心霊現象を演出するが
視聴者からの厳しい書き込みで炎上していた。
しかし、丑三つ時に本物の霊現象が起こり始める。
電車は止まることなく走り続け、終着駅まであとわずか...
参加者、そして銚子電鉄の運命は───!?
上映場所のご案内・チケット購入はこちら→https://www.dentome.net/
■松浦鉄道たびら平戸口駅で「女子鉄ひとりたび」絶賛発売中!
松浦鉄道さんのご厚意により、裕子の本を置かせてもらいました!
特別な特典はございませんが、旅の記念に、お土産に、もし見かけたら買ってくださいね。