別名「鳥城」で鳥とのツーショットは撮れるか...岡山城 |BEST TiMES(ベストタイムズ)

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別名「鳥城」で鳥とのツーショットは撮れるか...岡山城

外川淳の「城の搦め手」第42回

 前回の二条城に引き続き、岡山城でもカットに鳥を写しこんでみた。
 正午前に岡山駅に到着し、歩いて岡山城へ。太陽が真上に近いほど、逆光になるアングルが少なく、城の撮影には適している。

 まずは内堀で白鳥を発見。このカットだと、鳥が主役となり、石垣が脇役。白鳥は暖かい季節になると、北国へ飛び立つような気もするのだが、私の鳥の生態に関する基礎知識は低い。

 抜けた青空と復元天守。
 この角度からの撮影は逆光になりがちたが正午だと、いい感じに光が回っている。岡山城は、烏城の別名があり、烏とのツーショットを期待。天守の下で待ちかまえていると、烏が目の前を通過することもあるのだが、一瞬の対応ができない。くわえて、城の写真を長年とっていると、鳥が写りこむと、レンズに付着したゴミのように見えるため、通過を待ってからシャッターを切るという習性があり、烏城と烏の共演には失敗。

 アングルを変えての撮影のため、橋を渡っていたところ、旭川にスワンボートの姿が・・。厳密にはボートは鳥でないものの、「あり」とした。城の写真に鳥を写しこむこと自体は、いままで被写体としての鳥をまったく意識していなかったこともあり、それなりに楽しめた。

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外川 淳

とがわ じゅん

1963年、神奈川県生まれ。早稲田大学日本史学科卒。歴史雑誌の編集者を経て、現在、歴史アナリスト。



戦国時代から幕末維新まで、軍事史を得意分野とする。



著書『秀吉 戦国城盗り物語』『しぶとい戦国武将伝』『完全制覇 戦国合戦史』『早分かり戦国史』など。



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