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マイナンバーであなたの不倫がばれるXデー

マイナンバーで、クレジットカードの利用履歴まで家族にバレる!?

「マイナンバー離婚」が増加。浮気がバレるリスクも

 門倉貴史著のベスト新書『不倫経済学』より、マイナンバーでなぜ浮気がバレる恐れがあるかを、紹介しよう。

 行政手続きの簡素化・スリム化を狙いとして、2016年1月から始まったマイナンバー制度。そして1年後の2017年1月からは、いよいよ「マイナポータル(情報提供等記録開示システム)」の提供が始まる。「マイナポータル」とは、インターネット上で個人情報のやりとりの記録を確認できるサービスのことだ。

 この「マイナポータル」のサービス開始に伴って、将来的に「マイナンバー離婚」が増加するのではないかと懸念する声が上がっている。

 なぜ「マイナポータル」導入が離婚増を招くことになるのか?「マイナポータル」が離婚につながる流れは以下の通りだ。

 まず、夫婦であれば簡単に相手のマイナンバーを知ることができる。また「マイナポータル」を閲覧するためには、個人単位でログインのパスワードが必要になるが、妻がなんらかの方法を使って夫のログインパスワードを把握することができれば、さらに夫のマイナンバーカード(ICチップが埋め込まれている)を拝借することができれば、容易に夫の「マイナポータル」を閲覧することができてしまう。

 ところで、現状、マイナンバーは税・社会保障・災害対策のみに使用されることになっているが、2018年からは預金口座にもマイナンバーが「ひもづけ」される(この時点では任意)。さらに、2021年からは預金口座へのマイナンバーの「ひもづけ」が義務化される予定だ。

 金融機関が持つ個人情報とマイナンバーが完全に「ひもづけ」されると、夫の普段の行動に不信感を抱く妻は「マイナポータル」を使って、夫の収入やクレジットカードの利用履歴を詳細に確認できるようになる。

 すると、たとえば、夫が妻に隠れてこっそりキャバクラで豪遊していたり、自分の収入を偽っていたり(妻には実際の収入よりも少なめに報告)、こっそり借金をしてギャンブルをしていたりすると、それらの悪事がすべてバレてしまう恐れがある。

 これによって、夫婦間の信頼関係が揺らいで、夫婦仲が急激に悪化、最悪の場合、離婚に至るというわけだ。

 

 

 

 また「マイナポータル」の導入によって、パソコンやスマートフォンなどから簡単に離婚の申請ができるようになるので、これがまた離婚を増加させる要因になる。これまでは、夫婦が離婚をする場合、お互いが離婚届にサインをして、印鑑を押して、役所に届けるという一連の作業が必要だったのだが、実は、この面倒臭さが離婚の防波堤としての役割を果たしていた側面がある。

 今後は、離婚の手続きが超簡素化されて、離婚のハードルが下がることで、日常生活の中で何か嫌なことや気に入らないことがあったら、すぐに離婚するという夫婦が増える恐れがあるだろう。

『不倫経済学』(門倉貴史)より抜粋>

 

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刊行記念に、門倉先生のサイン会とトークショーを行います!

【日時】

2016年2月25日(木)19:00~(開場18:45)

【会場】

三省堂書店池袋本店 書籍館4階 イベントスペース「Reading Together」

【対象書籍】

門倉貴史『不倫経済学』(本体830円+税)ベスト新書
※2月8日頃発売予定

【参加方法】

書籍館地下1階サービスカウンターにて
先着40名様に参加券を配布いたします
※対象書籍購入時
※参加券のご予約は、お電話でも承ります

その他

※録画・録音はご遠慮ください
※トーク後、サイン会あり
※為書あり

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門倉 貴史

かどくら たかし

1971年、神奈川県出身。経済学者。慶應義塾大学経済学部卒業後、浜銀総合研究所の研究員を経て、第一生命経済研究所の経済調査部主任エコノミストに就任。退社後はBRICs経済研究所代表として、国内外の経済に関する著書や雑誌への執筆、講演活動を積極的に行っている。



新刊『不倫経済学』(KKベストセラーズ)絶賛発売中!


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