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ディズニーリゾート 目指すのは「夢」か「利益」か

ゲストも気づいている「コスト削減」、その本当のねらいとは

「コスト削減」をゲストも肌で感じている

 ショー事業費の大幅削減だけではありません。現状でも高い評価を受けていますが、以前のディズニーリゾートはよりこだわりやサービス、魅力が溢れるパークでした。

 キャラクターの誕生日や記念の日に来園者に配布される記念品、年間パスポート所有者やディズニーホテルレストラン利用者へ向けたスタンプラリー企画、片方のパークに来園するともう一方のパークチケットが割引購入できるサービス、ショッピング時にもらえるスクラッチカード等、様々な企画が行われていました。

 近年このような取り組みは全くと言っていいほど行われません。大規模なエンターテイメント以外の面でもコスト削減が「目に見える」ようになってきています。

 もちろん、パークを運営するオリエンタルランドは日本を代表する上場企業として、低コストで最大限の利益をあげようとするのは当然の事です。

 しかしながら、近年の変化は、「夢と魔法」、「冒険とイマジネーション」を掲げつつも、その背後にある「リアルな現実」を感じさせる要素になっています。

 ですが、ここまでで触れた変化についてもう少し前向きにとらえるならば、将来に向けたさらなる「夢」への投資という見方もできます。

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みっこ

年間パスポートで東京ディズニーリゾートに通うこと、十数年。細かな雑学等を紹介するブログを14年間書き続け、これまでに約4600のブログ記事を執筆。ディズニーホテルとオフィシャルホテルへの70回以上の宿泊経験も活かしながら、WEBライタ-としても活躍中。パークの細かな雑学やこだわりが大好物。性別年齢不詳の天邪鬼だが、実はフツーの社会人。WEBメディア「ウレぴあ総研」や個人メディア「TDRハック」にてライターとして記事を執筆するほか、女性誌やテレビ番組への取材協力などを行う。著書に『ディズニーに行く前に知っておくと得する66の知識』(文響社)、『701回通ってわかった ディズニーシーで史上最高の1日を過ごす方法』『思わず話したくなる究極のディズニー』(KKベストセラーズ)がある。

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