「なぜ自分を抑えてしまうの?」ストレスの原因を明確にし、人生を好転させる法【久瑠あさ美・連載第11回】
久瑠あさ美のメンタルトレーニング実況中継【第11回#2講評】
■理性と感性の間にあるもの
久瑠:ちゃんとやるためには、ちゃんと地面を見ていなきゃいけないんです。でも、そこがちゃんとしてるのに、なんか達成感がないというときは、ビジョンのほうに視点がいってないんです。
要は感謝の世界、目に見えないけれど確実に体感が沸き起こるということを経験すると、何でか分からないけれど無性にやりたくなる。それがWantなんですね。
そこには理に適っていないこともいっぱいあるし、納得できないこともある。でも、「納得するかしないか」ではなく、「やりたいと思うこと」に自分を常に持っていけることがWantです。この「階層を上げる」ということを一つ視点として持つことで、甲斐荘さんが持っている全てのMustが、実はWantに繋がってることに気付くことができると思うんです。
私が大切に思っていることは、理性と感性の丁度境目に、「知性」というものがあることです。
「知性」は、いわゆる単なる「知識」とは違うものです。困ったときや逆境のとき、知性はすごく重要で、知を上手く活用できるのは、感性の役割です。直感やひらめきを磨けば磨くほど、自分の知性、学んできたものや経験をプラスに、しかも地球的なレベルで活用できるようになるんです。
《まとめ》
◎マインドの次元を上げて、人生を立体的に捉える
◎快も不快も無い感情の奥に、本質が隠れている
◎ちゃんとするだけでなく、ビジョンが必要
◎ワークで、知性を活用できるようになる
次回は、いよいよ本連載最後のワークを出題します。どうぞお楽しみに。
(久瑠あさ美のメンタルトレーニング実況中継【第12回】につづく)