日頃の努力が大切!? 覇王信長の意外な名言
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たとえば、信長は長い槍を用いたことで知られている。当時、槍の長さは二間半(約4.5メートル)が主流だった。しかし、信長は三間から三間半(約5.4~6.3メートル)を使うよう指示した。槍は長くなるほど重くなり、使いこなすのが難しくなる。信長は槍で相手を突き刺すのではなく、叩くことを命じたという。長い槍を用いることは、常識を覆す発想の転換といえるのかもしれない。
このように日頃の鍛錬を欠かさなかった信長には、歴史に残る合戦がいくつかある。永禄3年(1560)の桶狭間合戦では、信長は寡兵を率い、今川義元の大軍を討ち破った。当日は雨が降っており、今川軍の油断を突いたものだった。また、天正3年(1575)の長篠の戦いでは、鉄炮を用いて最強と言われた武田軍に勝利を得た。このように、信長は日頃から努力を怠らなかったため、数々の戦いで勝利を得たのだ。
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