愛妻家が伝授! 夫婦円満でいられる「不満」の伝え方
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すぐに直らなくても怒らない
月に2回、「夫婦会議」を僕らはしている。「夫婦会議」をするのはだいたい休日。部屋でくつろいでいるときに、
「最近どう?」
から始まる。内容は、妻、僕のそれぞれに仕事やライフスタイルの「目標」があるから、その目標が変わっていないかと、最近不満に思っていることはないかの確認だ。不満が出たとき、
「ごめんね、直すね」
と言い合うのが理想だけど、いつも円満にいくわけではない。
つい先日の夫婦会議でのこと。キレイ好きの妻が掃除担当、料理と洗濯は空いているほうがやろうというルールを決めた。そのときは、
「わかった、やるね!」
と、とてもいいお返事をした妻。だけど仕事が忙しかったのか、あまり掃除をしていなかった。
ただ、不満が出てきても、僕は怒ったりしない。ストレートに怒ると、妻はその言い方にカチンときて肝心の話を聞いてくれなくなるからだ。だから妻の様子を見ながらいろんな言い方で伝える。
機嫌がいいときは、
「キレイ好きって言うからお掃除当番にしてるのに、あんまりやらなくない?」と、ストレートに言ってみる。機嫌が読めないときは、一緒に家事をしながら、
「できないときは言ってね、僕もやるからさ」
と、優しく諭(さと)す。
人は、自分の思い通りにはならない。家族でさえもそうだ。だから言うことを聞いてくれないと怒っても仕方がない。そう割り切っていると、恋愛に限らず、いろんな人間関係のストレスが軽くなるんじゃないだろうか。
不満を伝える過程までも楽しむことが、長く一緒にいるためのひとつの秘訣だと思う。
([Keyword7 嫌いなところ]了)
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