今だからこそ紹介したい、富岡八幡宮の魅力
事件で注目を浴びてしまった神社の本来の趣き
ワイドショーを賑わせた富岡八幡宮は、本来は由緒ある立派な神社。豪華絢爛な御神輿や江戸勧進相撲など、ここでは富岡八幡宮の「魅力」をご紹介したい。
富岡八幡宮ってそもそもどんな神社?
富岡八幡宮といえば、最近、世間を騒がせている神社だ。よくないニュースで有名になってしまったが、例祭は江戸三大祭に数えられたほど、由緒ある神社なのである。
この例祭は毎年、8月15日に行われる。別名「水掛祭り」といわれ、沿道から担ぎ手に水を掛けることで知られている。かつては紀伊国屋文左衛門が奉納したと伝えられる宮神輿があったが、関東大震災で焼失してしまう。
平成の時代になり、黄金に輝く巨大な宮神輿が復活した。高さは14尺5寸、つまり、4m39cmにもなる。頂点に飾られた鳳凰の胸には7カラットのダイヤがあしらわれ、ほかにも1カラット以上のダイヤやルビー、24kgにも及ぶ純金などで飾られた、とても豪華な一基である。
しかしながら、これだけ華美であるのだから、その重量は相当のもの。なんと、約4.5tにも及ぶのだ。この巨大神輿を担ぐことは非常に大変なことであり、重量約2tの御本社二の宮神輿が新たに造られた。スケールダウンはしたものの、やはり鳳凰の目には1対のダイヤ(2.5カラット)をあしらうなど、非常に豪奢なたたずまいである。これらは参拝時に鑑賞することが可能だ。
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