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50代からの断捨離とは「捨てる」のでなく「つなぐ」こと——本人と家族の想いに寄り添った家財整理【人生のつなぎ方①】

◼︎家財整理は3つのライフ(生活・命・人生)から「つなぐ」を導く

家財整理とは、モノを「捨てる」ことではなく、モノを通して人の想いを「つなぐ」ことであると力説する竹本氏

 

「モノを断捨離するということは、いままでの暮らしに対する否定から入るイメージだと思うのです。でも、私は「肯定」から考えることはできないかと、ずっと思っていました」
 竹本氏は、家財整理についてまず、一般論として「整理」についての以下のエッセンスは重要だと語る。

●いま使わないモノは一生使わない可能性がある(道具除く)
●収納スペース以上のモノは暮らしの動きを損ねる
●モノを購入した分だけ捨てなければモノは増えていく悪循環

「で、多くの整理術は、こうしたことをネガティブにとらえて、では捨てましょうということになると思うんです。あるいは、モノを所有する意味や、モノが増える原因と向き合うことを勧めて、捨てることの正当化を示唆する。これは概ね正しいと思うのですが、しかし、そこにモノを所有しようとしたときの『人』の想い、動機ということを考えた時、やはりその想いは、尊重されるべきだと思うのです」(竹本氏)

 なので、こうした一般論をもう少し深く掘り下げると、違う行動パターンが見えてくると竹本氏は言う。

●いま使わないモノでも大切なモノはある。
●収納スペース以上のモノでも価値のあるモノはある。
●増えたモノで不要となったモノでも、欲しい人はいる。

リサイクルの発想とつながっているのですが、大切であり、価値あるモノであっても持ち主様にとって不要なモノになったとしたら処分されるべきモノです。しかし、他のお客様にとってそれが必要とされるモノは、売れる価値があるモノです。ですから、買取査定などをすることで『捨てる』から『つなぐ』へと、持ち主様のモノへの大切な想いを次世代の欲しい方へとつなぐことができるのです。もちろん、優先順位ではご家族の方、例えば、3世代であれば、祖父から子へまた孫へという循環でつなぐことを第一に考えますが、それでも不要なモノとなれば、市場を通して他人ではあってもつなぐことは可能なのです」(竹本氏)

 

◼︎家財の中から眠っている価値のあるものを「つなぐ」

 竹本氏の会社である「クオーレ(CUORE)」とは「心」という意味を表すイタリア語であり、「生活・命・人生」と3つの意味に当たる「LIFE」をサポートするところから家財整理や遺品、生前整理などのサービスを行っている。竹本氏によれば、家財整理と不用品処分についての「違い」をこう続ける。

家財整理をすると、その中から買取できる「お宝」が発見できることもあるといわれる

 

「家財整理は、家族や周りの人に迷惑がかからないように『早め』に準備することだと思うのです。また、生活の面の要・不要からだけでなく、持ち主様の生命の証である大切な家財を、つなげるように配慮し、ご本人とご家族様の人生をサポートすることまで含むコーディネート(=つなぐ)だと思うのです。整理、片付けの要諦は、事前に準備をすることで、多くの家から排出される家財の中から「眠っていた価値のあるもの」をプロの鑑定士が査定し、しっかりと誰かの手に売り渡すことができます。すなわち、こうした準備する時間が大切なのです。多くの方が、ギリギリまで家財の処分を二の次にしてしまうと、最終的に買取などの選択肢を失いながら、高い費用で処分、廃棄してしまうケースが多いと思います。私たちの場合、買取できないモノの8割は、リサイクルにつなげるように心がけています」(竹本氏)

 では、そうした家財が「高い費用で廃棄されている」現場について、考察していく。
(第2回は「家財整理」の現場について考えます)

 

 

 

 

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私たちクオーレは、「人」を一番大切にしています。
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常に感謝の気持ちを持ち、ライフサポートサービスを通じて、社会にも貢献していきたいと思っております。
ライフサポートサービスとは、お客様の「生活」、「人生」、「命」をサポートさせて頂く仕事であり、お客様との信頼関係を築けて初めて成り立つ仕事です。
毎日の仕事の中で、お客様の抱えている問題を一つひとつ解決し、日々真剣に取り組んだ結果が信頼に繋がると考えております。
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株式会社クオーレ
代表取締役 竹本泰志

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